メモリー 現代5
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メモリーのしていることは本当はよくない。
けど。
意外と誰も気づかなければ何をしてもいい。
そんなのがある。
頼森さら。
昼休みにかいとに話しかけていた少女でもある。
さらは、メモリーとは小さな時からいる。
メモリーが何かしてると気づき、帰ってきたメモリーを追い詰める。
部屋の中。
リビング。ソファーの上でメモリーは冷や汗をたらしながら両手の手のひらを見せる。
まあ、その落ちついて?というように。
さらは、メモリー見下ろして、上にいる。
「メモリー。なんか隠してるでしょ?」
「さらさら?メモメモは、何も隠してないよー?」
メモリーはさらのことを。
さらさら、と呼ぶ。
「別にいいけど、遊んでんじゃないわよ?」
「さらさら?メモメモがいつその、遊んだの?」
「昔、赤井かいとの記憶を消したでしょ?あーいうのなるだけよくないのよ?」
「ひいっ、さらさら!こわいよー!」
さらに押し倒され、にらまれる。
メモリーは怯える。
「ちょこーとだよ?かいかい(かいと)の記憶をすうすう(数秋)っていう男の子から消しただけー」
「それがよくないのよ!特に赤井かいと!今メモリーのために調べてるのに!で、昼休みとか一緒にいたけど、かいとはどう?」
メモリーはピコンと目が開く。
「かいかいは、多分もってる感じする」
「そう。で、どうする?まず、かいとには話すけど」
「お願いー」
メモリーは押し倒されている。
「さらさら、そろそろ、どいてー」
「あ、うん」




