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隼斗と仁1
隼斗は公園に来た。
どうしてか。
「仁、お前。悠磨さんに心配かけるなっていってるだろ」
仁は公園にいること多いから。
「隼斗!?なんだよ!?俺は…」
しかも公園で一人で戦うための動きをしていた。
隼斗は仁へ鋭く低い声を出す。
「帰るぞ仁」
仁は即答。
「嫌だ」
「帰るぞ」
「ほっとけよ!」
「帰るぞ」
「帰らねー」
「帰るぞ」
隼斗は何度も「帰るぞ」をいう。
「帰るぞ。行くとこないだろ」
「…………あ、ある………し……」
「ないだろ」
「……………俺は」
隼斗は仁の胸ぐらを掴む。
「お前、いいかげんにしろ!いるとこがあるってことに感謝しろよ。帰る場所あるって………幸せなことなんだぞ」
隼斗にいわれ、仁は目を開く。
「………俺、力なくて、戦えねーんだぞ!そんな奴いなくていいだろ!」
「何がいなくていいだ?こどもみたいなこというな」
「ガキじゃねーし!」
仁は隼斗の顔を殴ってしまう。
「………あ」
仁は間の抜けた声を出すと。
「わ、悪い、でも!お前がわりーんだからな!」
隼斗はまだ切れない。
「お前しつこいんだよ!俺なんて、ほんとは……いなくたって」
隼斗はその言葉には切れる。




