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ミカオといつき3

「いつき……………」


テーブルに座るとミカオにじーっと見られる。

ミカオはいつきの名前を呼ぶ。


「ミカオさん?」


「元気………?」


「元気です」


「ほんと…?」


ミカオにじーっと見られる。

いつきは、ドキンとして、持っていた五角形の物体をテーブルに落とす。


「ああっ!すみません!」


ミカオはじっと何もいわずいつきを見て、いう。


「…話しかけた……から…ごめんね………」


「いえ、もっと話したいです!」


すぐに拾うと確認するいつき。

傷とかないか。


「傷はないみたいです!」


「………うん……ごめん………」


いつきは、拭き終わると、ウズウズする。


「いつき?」


「ミカオさん!」


ミカオのウサギパーカーのフードをかぱっと下げる。


「耳!わあ、かわいいです」


いつきは、ミカオの耳とかかなり好きで頭をなでる。

珍しくなでることをお願いする前に。


ミカオは静かにいつきをジトッと見る。


「………………びっくりした」


「ご、ごめんなさい!もう、我慢できなくて………だめですか?」


ミカオはいつきがなんか、悲しそうな顔をして、むむっとする。


「…………いい…よ」


いつきはもううれしそうで飛び上がりそうな満面の笑顔。


「かわいいいい、ああ、ミカオさん。かわいいい!!」


ミカオはポツリと。


「嫌、じゃない………?」


ミカオはうつむいていう。

いつきは笑顔。


「何がいやなんですか!耳とか、もえですよ!?かわいい!あの、えっと、要素?ですよ!耳をかわいくないなんて、誰がいうんでふか!」


いつきは興奮のあまり、言葉が少し変だ。


ミカオは。

どこか小さく笑う。


「………………うん…」


いつきは、もう夢中でミカオの頭をなでていた。

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