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桜子 いつき4

いつきと桜子は部屋にいた。

二人とも一緒に布団のうえで話をする。


いつきはホワーっとする。

桜子といること。

いつきはいやされている。


「いつきちゃん、今日…その泊めてくれてありがとう」


桜子はにっこりとする。

いつきは手を前に出し、振る。


「いえ!私えっと!味見?だけしかしてないので!」


「ほこは私の料理に何かいうけど私だって成長してるのに……」


桜子の姿にいつきは笑顔になる。


「ほこさんと仲良しですねー」


「うん!ほこと仲良しなの」


「桜子さんとほこさんが一緒にいるといやされます」


「そうなの?」


いつきは思いきりうなずく。


「はい!私は二人を見ると元気になります!」


本当にそうなのだ。

いつきは、桜子、ほこのこと。

大好きだ。


「兄さんも桜子さんの作ったカレーを食べれてうれしかったと思います!」


「………かいとくんに食べてもらえてうれしかったな……あのね、私の方がうれしかったんだ」


いつきは静かに聞く。

桜子はゆっくりという。


「私、料理、ちょっとだけ練習してて、でも、うまくできなくて………いつきちゃんとかいとくん、ほこが手伝ってくれたから、うまくできたと思うの……」


桜子は次の言葉を勝手に思い込んでいう。


「あ、でも本当は気をつかっておいしいっていってただけでおいしくなかったとか!?」


いつきは思う。


_兄さんと似てるなぁ。自信?ないところ


「おいしかったです!本当に!嘘なんてつけません!」


そのままで。

いつきは自分で嘘をつけるほど頭よくないと思ってる。

桜子は不安がる。


「本当に?無理してない…?」


「頭悪いんで嘘つけないです!」


いつきはもう言葉に出した。


「頭、悪くないよ。いつきちゃん。あのね、ありがとう」


いつきは、ボワッと顔が赤くなる。

思いきり桜子に抱きつく。


「うう!桜子さん好きです!」


「いつきちゃん!?」


桜子は抱き付かれ、驚いたが、優しくいつきの頭をなでた。


いつきはニコニコしてる。

いつきが桜子のことが好きなのは

理由とかないけど

でも


_兄さんだけじゃなくて、私にまで優しい、ああ、優しさがこの美しさなんだろうなー。

あー。もう、ほんときれい!あと、一途な所がもう!いい!好き!


いつきは、にへらーとする。

桜子は抱き付かれても嫌な顔一つなく、頭をなでてくれる。


「いつきちゃんは、甘えるの苦手そうよね」


「………あ、それは…そうかもです。でも、桜子さんは、なんか…甘えやすいのかも……です」


桜子は少し悩む顔。


「甘えやすい、かな?でも…そういってくれると…うれしいな」


桜子は小さく笑った。

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