朝の話 いつき 色葉 陸
朝
いつきは学校へと一人で歩いていて、信号機の歩行者の信号が赤のため止まる。
止まりながら、走る車を見つめる。
青になるとまた進む。
学校へとつく前に色葉がいて、声をかける。
「色葉、おはよう」
色葉は振り返ると、眠そうに答える。
「おはよう、いつき…ふぁ」
色葉は眠そうにしていた。
「朝って眠いよね」
「うん、ねむい…」
といっている色葉だが、急に目がぱっちりと開く。
その理由は…。
「かいと先輩…!」
色葉はかいとをキラキラとした目で見ている。
いつきはいう。
「兄さんにあいさつしてきたら?」
「うん!いつきも行こう!」
「私はいいや」
「えー…行こうよー」
いつきがとても嫌そうな顔をしたため色葉は残念そうにいう。
「わかったよー…またね、いつき」
かいとと桜子が一緒にいるが、色葉はそこへと行く。
いつきは一人残り、どこか目をふせる。
いつきは。
色葉が笑っているならそれでいい。
あとは、いつきはなぜかあまり行きたくなかった。
自分はそこへと行っていいのだろうかという思いが少しだけあって_…
「おはようございます、いつきさん」
そこには茶髪でひし形の髪飾りをした黒の学生服を来た男子生徒がいた。
「あ、おはようございます、陸さん」
彼は沢野陸。
彼もいつきやかいとと同じく赤井桜子の見守をしている。
「みなさんの所行かないんですか?」
「あっ、今日はやめときます」
陸は見た目的にかわいいと言われるような容姿のようだ。
本人は気にしてるらしいが。
いつきも確かにかわいいと感じてしまう。
声が優しいからかもしれない。
「…」
いつきは特に話すこともないが、陸は隣に並ぶ。
「それにしても本当に女性にもてますね、かいとさん」
いつきは素直に答える。
「そう思います」
陸はにこっとする。
「本当、はっきりしろって思いますよね」
「そうですね」
いつきはその通りだなとうなずく。
「かいとさんのどの辺りがいいんでしょうか」
「…なんだかんだ、面倒見みたいなのがいいとか…ですかね?」
いつきとしてもかいとの何がいいのかわからない。
近くにいすぎるからだろうか?
陸は面白くない顔をする。
「正直腹が立ちますよね」
かいとの誰が好きかも分からず女性が近くにいるということに陸は本音が出ている。
いつきもまあ、いいたくもなるよなと思いつつ、いう。
「兄がもてすぎると困りますね」
「もててもいいんですが、はっきりとしてほしいが僕のいいたいことです」




