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かいと
かいとは目が覚めると無夢がうなされている。
無夢が苦しんでいる。
「こわれている」
かいとはあ、となる。
無夢の姿に心配になる。
無夢の近くに来ると
かいとは「どうしたら」と考える。
「無夢、無夢」
かいとは手をワタワタと動かせる。
「無夢、壊れてるって」
無夢はうなされる。
「こわい…こわれてる…あかるい」
「無夢……」
かいとはどうしたら、と考える。
「どうしたら…どうしたら…」
「あかるいのに…」
「ん?」
「笑顔なのに……」
かいとは悩んだが。
無夢の頭へ手を伸ばす。
「でもでも、」
無夢がかいとの手を掴んだ。
力が強い。
「無夢、無夢、つかんで…あ、あ、」
無夢はかいとの腕に力を込めていく。
「ひいいいい、ま、ちょ」
急に無夢の力が弱くなる。
無夢はどこか安心した顔をしている。
が、かいとは腕を掴まれ動けないでいた。




