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里先の家21
里先の家につく。
一軒家だ。
家の中には誰もいない。
広い家の中。
リビングまで通される。
由々葉はいう。
「とりあえず座って」
かいとや、いつき、音色、美幸に対していっている。
色葉は落ち着かず立っている。
美幸は音色の隣に座る。
いつきとかいともその辺に座る。
由々葉はいう。
「あとは……ゆらさんに電話する…あの人ここの場長してるから連絡だけはしないと」
由々葉は行ってしまう。
色葉はなんか、落ち着かない。
かいとがはっとして、美幸の方を見る。
お互いに全く知らない同士。
かいとは質問する。
「そういえば…………えっと、名前は?俺はかいとだけど」
音色と美幸は自分の名前をいう。
「私は音色。かいとおにーさん」
「私は美幸です。かいとさんですね…あの、戦ってましたがけがとかは…」
「ん?大丈夫だ!」
いつきはかいとをじっと見る。
いつきは何となく察しているようだ。
かいとはというと
_正直体が痛い。だが、そんなことは言わないぞ!




