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分からない時も迷う時も
無夢は足の多い生物を見つめる。
いつきは怯え、かいとが隣にいた。
「無夢は結構見てるな」
「怖いけど気になる」
「気になるか?」
「何のために生きてるのために」
何のために生きてる
そこまでどうして執着するように
気になるのか
何のために生きるなんて、なんて
かいとは思わない。
「俺もたまーにあるぞ。何のために生きてるんかなって」
「なになに!?」
「俺は…妹を守りたいなのかも」
「妹守るために生きる?」
「守れたら、いいなって」
「桜のお姉さんも?守る?」
かいとは真っ直ぐな目をする。
「守りたい。守って…」
「守って…?」
「守りたい、そればっかで、ばかだなって」
「そんなことない。守るために生きる、いいなあ」
かいとは心配げな顔をした。
「でも、守りたい…思ってて、守れるか分からないし…」
無夢は笑う。
「あなたのこと見てた。守ってた。守ってたよ。だから。そんなに心配な顔しないで」
「心配な顔してる…?」
「してる」




