桜 クロリネ
桜の花が舞う。
クロリネの氷をざくりと切り裂いた。
クロリネは笑う。
「姿を現してくれましたね。桜様」
桜の花は美しい。
桃色の花だ。
そこに闇色が混ざる。
「桜様。闇色が混ざっていますね。それは危険の前兆ですか?」
桜の花は答えない。
かいとはあわてる。
「あ、えと!俺たちをずっとずっと助けてきたんだ!?だから!危険じゃない!」
クロリネは自分の頬を包む。
「美しいです。素晴らしいです。愛情を感じて虫唾が走りましたが…この桜には純粋さを感じます。純粋であれば…危険はないかもしれませんね」
クロリネは更に氷を現す。
かいとを狙う。
桜の花びらが氷を止めている。
クロリネは笑顔で話す。
「かいと様。大切な方なのですね。素晴らしいです、が。愛とは歪み。恋とは何も見えなくなる状態。あなたはあなたでいられますか?」
桜の花びらは守るという心しかない。
クロリネは笑顔だ。
「桜様。氷はお嫌いですか?それとも彼を傷つける者が嫌いですか?」
桜の花びらは怒りが感じる。
かいとはいう。
「あ、やめてくれ!怒るの当然だろ!?」
「桜様。美しいですね。あなたを想うためなら暴走しそうです。僕は楽しみです。桜様が……」
桜の花びらが氷を破壊した。
クロリネは自分を抱く。
笑みがある。
「どういう者なのか気になります」




