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似世界 似ツミウ その後27
似世界
似ツミウ
魂たち
似ツミウは魂たちと共にいる。
彼女は魂を落ち着かせるためにもいる。
彼女は全員が帰ったことにまた来るものを待つ。
「次の方が来ますね」
魂たちも待つ。
自分たちのすることは何か。
魂たちは似ツミウの近くにいる。
協力する。
「あ…帰るとまた誰か来ますね…」
帰ると誰か来る。
また誰かを案内する。
似ツミウは力の感じる場所へ向かう。
「行きましょうかね。みなさん。ついてきてくまさいね。」
魂たちは似ツミウと共に行く。
「別れても次の出会いが始まりますね。別れても別れても誰かと出会ってしまうのですね。それに…お別れしても、本当にお別れではないこともあるんですね……」
別れても次の出会いがすぐに来るのであった。
でも、別れても本当のお別れということではないと。
それが似ツミウはどこか切なく、けど安心にも感じてしまった。




