2004/2086
現世界 青標建物 シルベ979
現世界
青標建物
シルベ
都合の良い現実
照世
シルベは後ろを向く。
「この世界。どうにかなったみたいるて」
シルベは伸びをする。
「私のすることは…終わりかなるて」
シルベがふらりとする。
照世は近くにいた。
「シルベ様!」
「照世。ここによくいてくれたるて。私のことはいいるて。迎えに行くるて」
シルベは静かにいう。
照世は言う。
「思航様はご自分で帰れます。今はあなたの近くにいます」
「いいから、行く…るて…」
シルベはふらっとしている。
「いえ…あなたの近くから離れたら思航様に顔を見せられません」
「そうるて?何というか真面目るてね」




