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似世界 クロリネ972
似世界
クロリネ
クロリネは膝を地面に着け破片を手に持ちいう。
「時式ですか…」
クロリネはそういえばと思う。
時式がこの世界にもあるはず。
「あ…。そういえば…時式がこの世界にもあるのですね…少し触っていきましょうか」
クロリネは時式の破片を地面に置いていく。
それから氷の力を現すと破片を凍らす。
「これで少しは何かしらなるでしょうか?」
クロリネはすることがあるのだが。
すっかりと忘れていた。
時式の破片を凍らせること。
「人使いが荒いとはこのことをいうのでしょうか」
クロリネは時式の破片を凍らせると空間へと落としていく。
「僕やリアメラさんたちは裏側の役目です。僕は裏側の方が好きですね」
クロリネは笑顔を続けていた。
「表のしないことを僕たちはするのですよね…楽しいです」




