1994/2094
現世界 青命屋敷 かいと 現ツミウ969
現世界
青命屋敷
かいと
現ツミウ
青命屋敷で花が舞う。
現ツミウは静かにいう。
「かいとさん。今他の方いませんね…ですが…あの…すみません。私は」
かいとはあわてる。
「あ…え、と!あの!俺たち帰ってこれた!みんなのおかげで!、で、えーと、えと何をいえば…えーと…!」
現ツミウは静かに前を向く。
「私のしようとしたこと。私は決めたことを最後まで終わらせなかった…それにより、多くに迷惑ではすまないことをしましたね」
現ツミウはいうべきではないと思いながらも言葉が出る。
「私は後悔をしていない…それが何よりも私のひどさですね……」
かいとはいう。
「たしかに、あなたがしたことで…多くが起きた…でも、俺は何もいえないよ…選んだの俺じゃないから…でも!俺の大事な誰かが死んだり…したら…俺は許さなかった。それはいいたい」
「はい…」
現ツミウはかいとの目を見つつ、眉だけ下げた。




