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似世界 クロリネ 時恋831
似世界
クロリネ
時恋
クロリネは絡まる力という小さな塊を破壊していく。
「時恋さん」
時恋は急に声をかけられた。
クロリネが話しかけたのだ。
「時恋さん。これからどうしますか?」
「時恋、もう、少し、ここ、いる、」
「僕は残っている力を破壊し続けます」
「残っている、力、壊すんだ、」
「はい。命令ですから。この命令は聞きます。もしも僕クロリネさんが何か変だな?と感じた時は命令は無視します」
「無視、?、」
「はい。僕は変だなと感じたら無視し動きます」
「無視、」
「無視です」
「無視、…………、無視、していい、?」
「いいのです。嫌がられようと悪い言葉を向けらても。無視するのです」
「無視、……、」
時恋は無視するのかと思う。
クロリネは笑顔を続けて話す。




