現世界 青命屋敷 海画768
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青命屋敷
海画
海画は三日月の存在が消えたことで冷静に戻る。
息を何度も吐くと。
状況の確認をする。
声がする。
__ツミウは悪くない!!!でもどいて!!!!
__自分たちでするべきだったんだ
海画はその声は名の分からない者たちの声を聞き、自分のすべきことは……
時式へ青の弾ける力が起こる。
青標食がその場所にいることで時式へは攻撃されていない。
ミスハサも同時に狙われる。
海画は自分で自分を守るミスハサの姿を見てから。
少しだけ考える。
動きながらミスハサへ近づく。
ミスハサを見る。
そのまま、ただ、見る。
ミスハサは口を開ける。
「何か用ですか?」
海画は話す余裕のある姿にいう。
「自分でどうにかできそうだね」
「出来ますよ」
海画は静かに頷く。
「守り抜いてね。俺はここを離れる」
「青命の方なのに離れるんですか?」
「行かないとなんだ」
海画は部屋を出ると気を失う転の姿を見つける。
「転くん。起きない…ね。ここは危ないか」
海画は転を抱く。
軽く抱くと。
廊下を進む。
左右に多くの部屋がある。
時式の発生する部屋から遠い廊下に寝かせる。
起こそうと肩に触れてみたが反応がない。
「……無理に起こすのはよくないな」
海画は部屋を離れた。
名の分からない者たちが起き、暴走しているため。
他の部屋へと向かう。




