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現世界 青命屋敷外 光と三日月の存在671
現世界
青命屋敷外
光と三日月の存在
三日月の存在は遂げたシルベの斬った場所へ吸い込まれる。
吸い込まれ、吸い込まれる。
吸い込まれ、巨大な光の腕を振られる。
遂げたシルベだけでなく。
遠くにいる観覧車、ミカオ、結衣。
三人も下がる。
遂げたシルベはまさか。
こんな存在が現れるとは
舞う花びらも腕に触れても溶けるように消える。
シルベは剣を握る。
「どうやったのかなるて。遂げたあなた。遂げたシルベさんはどうやって、?どうやって今を乗り越えたるて?私のすることは何るて?」
剣は声を出す。
_どうする?
遂げたシルベは声を出す
口元を上げる
「諦めたくなったるて?諦めなかったのはどうしてるて?あなたはどうして。私はここで逃げようと思わないるて。だって」
遂げたシルベはニッと剣へ笑顔を向ける。
「ここで進んだら何か見えるるて?何もなくても、遂げたあの人たちは進んだるて。私。進んでみたい」
剣は一言。
_進みたいなら。進もう
「うん!るて」




