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似世界 戻ってきたかいと、メモリーリーン651

似世界

かいと メモリーリーン


目が覚めたのはかいとだ。

すぐに体は動かない。


「あ………ここ、は」


周りを見まわすと。

ショウルエがいる。


「あ。ショウルエ……」


他にも周りに球体が多くあり、三日月の形の存在がいる。


「……」


すぐに動けない。

かいとの隣にメモリーリーンが倒れていた。

気づくとすぐにメモリーリーンへ声をかける。


「メモリーリーン!メモリーリーン!」


起きない

三日月の存在は向かってくるがショウルエが止めている。


かいとは立ち上がる。


「えーと、よし!向かってくるなら…こっちもどうにかしないと」


三日月の存在は止められていたが。

ショウルエの力が弱まっている。

そのため、止めることが出来なくなる。

ショウルエの力を避けた三日月の存在が向かってくる。

かいとはグッと息を呑む。


三日月の存在が向かってくる。

一直線にかいとへ距離を縮めていく。


かいとは急に体が倒れる


「あれ」


かいとは地面に座っていた


「あれ、動けない………」


座り込んでしまう。

そんな彼へ三日月の存在は拳を向ける。



_邪魔するな!!!!!!


かいとは立ち上がろうとする。

起きれない。

どうしてか


_邪魔を


かいとは顔を手で覆う。

その前にいるのは。


メモリーリーンだ。


メモリーリーンはかいとの前にいるだけで、何か武器など持っていない。


かいとは動けない

だから

力が現れる


メモリーリーンの後ろから硬い長い緑青の機械系が現れている。そこから二角形が重なる破片が連なる力が飛んでいく。


メモリーリーンも力が出ない。

けれど

この力の持ち主はメモリーリーンの前に立つという想いから現れた。


三日月の存在は力を避けず受ける。


避けずに受けて、反対に飛ばす。


_邪魔するな!!!!!

メモリーリーンへ力が向かう。


かいとは動きだす。


「メモ」


かいとはメモリーリーンの前に出る。


二角形の重なる破片がかいとを狙う。


そこへ降りてくるのは青の彼岸の花びらだ。

ひらり、と。

かいとに向かう力は地面に吸い込まれる。


「え」


三日月の存在たちは怯むことなく何体も向かう。


_力だ


_邪魔だ!


_じゃまだ!!!



三日月の存在はまだ体が保たれる。

空間への想いが強い。

消えられない。

そこへ絡まる力が流れてくる。

亀裂のあるとしても、三日月の存在を少し飲み込み消した。

避けた者もいる。


メモリーリーンは立ち続ける。

三日月の存在の想いを感じても守りたいのは、かいとだ。


「かいかい。絶対いるから」


メモリーリーンの声は力がある。

彼女の後ろの現れる力があるからかもしれない。


三日月の存在が向かってきても

メモリーリーンがいる


力を返された

けれど


「かいかいは、想ってくれたよ。かいかいは分からないかもだけど」


だから


メモリーリーンの後ろから硬い長い緑青の機械系が現れている。そこから二角形が重なる破片が連なる力が飛んでいく。


三日月の存在が倒せないなら動く絡まる力を狙うと弾ける。

三日月の存在は絡まる力に吸い込まれるように消えていく。


三日月の存在は声を出す


__残る者たち、せめて全部破ってしまえ


_破って、破ってしまえ


声が聞こえて、消えた

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