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似世界 都合の良い現実の無い場所で(クキロ ショウルエ)628
似世界
都合の良い現実の無い場所で
クキロ ショウルエ
三日月存在が現れている。
ショウルエの時の力へ三日月の存在を近付けることで消していく。
ショウルエの後ろにかいとが倒れている。
意識ないため、離れられない。
クキロはショウルエの方を優先させるが。
ショウルエがここを離れることはない。
それが分かるため戦うことを続けているが。
絡まる力があるのだ。
攻撃はされていないが。
ショウルエの方へ、いや。
倒れるかいとへ近づく力がある。
ショウルエは力を続ける。
絡まる力は消すことは出来ないが。
力を現し続ける。
絡まる力が浮いている。
誰かを狙うこともなく、ただ、動き回る。
だったのだが。
かいとを狙う。
ショウルエは気づいていない。
急に速度を上げた絡まる力は向かっていく。
ショウルエはようやく気づく。
ハッとして現していた力の集中が切れる。
三日月の存在は走って向かってくる。
「あ…………」
力が
消えた。
無理矢理集中していたから、限界が来た。
遠くにクキロがいる。
クキロは三日月の存在に腕を掴まれようと、走り出す。
ショウルエへ真っ直ぐ向かう。
「ショウルエ!!」




