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現世界に戻る 異空間遊び606
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異空間遊び
異空間遊びは大きな力を感じた。
三日月の存在を自身の力であるシールを現して包んで飲み込んでしまってから。
その方向へ向く。
「大きな力だーわあ…………ここまで感じるってことは相当だね」
三日月の存在たちは素早く動き出すと。
異空間遊びを追い越す。
「あれ?行っちゃうの?」
赤の瞳の怪物はまだいるというのに。
「私よりあっちかー。むう!」
異空間遊びは紫電球たちを撫でる。
「まあ、いいけどね」
赤の瞳の怪物は襲ってはこないが、辺りをウロウロしていた。
異空間遊びは踏み出す。
することはないが。
そこに都合の良い現実という束が現れていたが。
ポトリと落ちる。
異空間遊びはそれを拾う。
「あれ?落ちた?」




