表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1575/2096

似世界 航坂と壊れたシルベ553

似世界

航坂

壊れたシルベ


たどり着けたと思ったが。

何か現れている。気配は感じていたようだが。

航坂に乗るシルベはある球体を見る。

多くの力が混ぜられた球体。

シルベはその絡まる力を消す理由はない。

それは、別の誰かがやればいい


向かうは青の羽根の集合体の元へだ。


「壊れた私を消すことの出来ず、溶けることで戦うことになるるて」


シルベは静かにいう。


「私が結局来るというのは悔しいだろうねるて」


_私からすれば全員シルベなんだよな。なんてーか………なあ


「いっぱいいるし、また現れるるて」


_んで、私らはまた、シルベに惹かれるわけか


「惹かれるるて?」


_ああ、惹かれんだよ。どうしてか分かんねーが


「そっかるてー不思議るて」


シルベは青の羽根の集合体へ向かう。


壊れたシルベは赤の瞳の怪物を斬る。

壊れたシルベだろうと、どの世界のシルベも同じことを思う。

リアメラも似たことを思う。


壊れたシルベもそうだ。


__ただ、斬る__


__ただ、は嫌なんだ__


斬る。

斬る。


一人としても想わず斬ることはしない。

誰かと話さなくてはいけない時はそこに集中してしまうかもしれない。

けれど。

その気持ちは思わないはない。

想い、斬るだろう。

シルベは。


__全て眠れるようにと__


全ては無理だ

けれど


一つ、一人、としても

想わずただ、斬るはしない。


どのシルベも魂は変わらない

そうじゃない者もいると思うが

根の部分は変わらない


きっと

どことしても

みんな同じじゃなくても

誰としても

魂は変わらない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ