現世界 青命屋敷 青標建物 異空間遊び521
現世界
青命屋敷
青標建物
異空間遊び
三日月存在は腕を振る。
異空間遊びの後ろに赤の怪物たちは隠れる。
三日月存在よりも異空間遊びの方を好んでいるようだ。
_こわ、いよ
_こわ、い
三日月存在はダッと全員が走る。
飛びだすように走ってくる。
ので、異空間遊びは手を上げる。
シールがバアッと現れる。
三日月存在を包んでいく。
パシュッと弾け消す。
異空間遊びは三日月存在を見つめる。
「んー。何で襲ってきたの?」
_うまそうだ
「ねえ。こんなに簡単に消されるなら私に近寄ってくるのはどうして?たしかに強いけど」
異空間遊びはどうして航坂とシルベを助けるような動きをしているのだろうか。
「私何でこんなことしてるのかな?」
航坂とシルベのために何をしようとしているんだろう。
異空間遊びは自分のしていることに
「うーん」
と唸る。
三日月存在は消えていく。
容易に消えていく。
異空間遊びの方が強いのだ。
だが。
それでは。
「うーん……………」
異空間遊びは突然後ろから三日月存在に抱かれる。
異空間遊びは「え」となる。
せめて頭の紫電球たちを遠くへ投げる。
異空間遊びは爪を食い込まれるようにされ、動けなくなる。
「動けないや………ていうか、力が出ない?あれ?」
紫電球二体は走り回る。
三日月存在たちは異空間遊びを動けなくさせるとバクリッと食べてしまう。
紫電球たちは戦えない。
走り回る。
異空間遊びの力を飲み込んだ三日月存在は動く。
向き合う航坂とシルベの元へ向かう。




