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似世界 彼岸花の少女490

似世界

彼岸花の少女


白の彼岸花が空間の亀裂の場所に置かれ赤の怪物を消していく。

リアメラは歩いて行く。

似世界は亀裂が崩れることで現世界からの影響が分かる。


リアメラはあごに指を置く。


「ん?は!壊れてきてる………………!あっちも大変なんだ……………えーと、どうにかしないと…………」


白の彼岸花をいくつも現す。

彼岸花の花束だ。


リアメラは自分の能力。

彼岸花へ唇をあてる。

そうしてから彼岸花を空間の亀裂へ落とす。


「そちらの助けになりますように……………」


リアメラは遠くから氷の強力を感じた。

柔らかくリアメラは微笑む。

失恋ということになる彼女は氷の彼女へ後に残るような傷をつけた。

わざとではない。

けれど、傷がついたことにリアメラは幸福を感じた。

リアメラとは相手を好きという感情が深い。

深いからこそ傷を与えることになってしまった。

氷の力の際にリアメラは普段から離れるようにしていたが。

氷の力の加減を上手く出来なかったのは。

氷の彼女である。


加減の出来ない時から側にいる。


「クーたんが上手く出来ない時から側にいるのは…………私、か…………」


加減の出来るようになった彼女も愛しい。

可愛らしい。

リアメラは白の彼岸花を亀裂へと置いていく。


「この世界……………壊したら………だめ、だからね………クーたん。私。頑張るね」

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