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現世界 青命屋敷内(イロノルレフ亜 現ツミウ ミスハサ)487

現世界

青命屋敷内

青標食 イロノルレフ亜 現ツミウ ミスハサ

三日月存在



イロノルレフ亜の前で雷雲の雫の力は破裂した。


力を放った青標食は止まる。

現ツミウは笑みがある。


イロノルレフ亜は外傷なくそこにいる。


「わーっ♪びっくりー♪何これっ♪でもっ♪当たらなきゃ意味なくないっ♪」


イロノルレフ亜は自分の指を顔の前で絡める。


「えー♪面白い♪へー♪退屈飛んだなっ♪」


イロノルレフ亜はワタワタする。


「ああ!楽しくなって忘れてたっ♪壊させないよ。あの子がまだ帰ってないんだから」


画鋲柄の力は時式へと吸収されていく。


「中をどうにかしないとねっ♪」


画鋲柄の力は潜り込むと雷雲の雫の力を削る。

削ることで内部破壊を防ごうとする。


「ミスハサ♪時の者というのにっ♪まだまだだねっ♪」


イロノルレフ亜は笑顔でいた。

青標食は雷雲の雫を飛ばす。

イロノルレフ亜は体を後ろへ傾かせて避ける。


「目的あるから負けられないよっ♪」


イロノルレフ亜の力は時式に潜り込んだ力を削っていく。

削り、消していく。


「消えたねっ♪ねっ♪」


現ツミウは静かにしていた。

青標食が、いるが少し下がる。


「…………逃げの間がここへ来たのはこのため、ですね」


現ツミウは後ろに手を位置すると逃げの間の者から落ちた力を握る。


逃げの間の者の力はここで発現する。




イロノルレフ亜は画鋲柄の力を現していたが。

ピクリとする。



______________ビーッと音が鳴る。


イロノルレフ亜は耳を塞ぐ。


「_______っ!!!!!!--!!???」


イロノルレフ亜は耳を塞ぎ続ける。


現ツミウは静かに見つめた。


イロノルレフ亜は地面に座り込む。


青標食は雷雲の雫を時式へ向け潜り込ませる。


イロノルレフ亜は耳を塞ぎ続ける。


「__________!!!!!!」



三日月存在はというと動かずでいた。

が、時式へ走ると思いきり腕を振る。

何度も拳を落とす。


ミスハサは流れる血を時式へ流すが状況は良くならない。

罰なのだろう。

罰があるに決まっている。

一つのために何かを傷つける

許さないことだ

許されもしないことだ。

罰なのだろう。


足りない罰を受けている。

足りない


それでは足りない


その一つを奪うべきだ

それこそが一番の罰だ


「俺から…………奪うの?今度はあの人を?」


勝手な言葉だ。


「奪わないでよ。あの人だけは、色々奪ってきたろ?俺からも………………奪うの?」


ガチリと歯を噛む。


罰としてもミスハサはそれだけは嫌だ。

あの人だけは自分だけの記憶だ

自分だけが覚えている

罰としても


「だったら最初から俺から何も奪わなければこんなことにならなかったのに」


ひどく低い声だ。


「奪ったのはそっちなのに……………」


ミスハサは血を時式へと深く深く向かわせる。

血液を含んだ多くの線が向かう。

雷雲の雫へと。


三日月存在はミスハサの前に立つ。

腕を思いきり上げ落とす。


「あのさ、俺自分が血流すくらいなら負けないよ?」


三日月存在へ多くの線が後ろから突き刺された。


三日月存在は倒れる。


ミスハサはつぶやく。


「俺は死ぬよりも重い罰を受ける。殴られるくらいじゃ許されないよ」


三日月存在は立ち上がる。

ミスハサをせめて背中を掴むと壁へ投げる。

壁へ打ち当たる。


「……………っ!!!」


地面に倒れるが自分の髪をかき上げると立ち上がる。

三日月存在がいても動けている。


ミスハサは地面へと触れた。

時の力を多く仕込んでいる。

相当に強い相手が来たり危険があることを既に知っていたため準備をしていた。

ミスハサは歩き出す。


「死ぬよりも辛い罰を………受けるくらいではすまないんだ。だから下がらない」


ミスハサから流れる血は地面に吸い込まれていく。

青標食はけれど雷雲の雫を時式へと流し込む。


_まずは三日月存在だ。

ミスハサの後ろから多くの線が絡まる。それは三日月存在へ飛び込むと包み込んだ。


ミスハサは冷たい瞳で。


「消えろ」


三日月存在は粉々に砕かれた。

ミスハサは地面に座る。


「…さて、イロノルレフ亜さんはどうしたのかな?」


イロノルレフ亜はというと、頭を抱え地面に座り込んでいた。


「__________!!!!!-!!!」


イロノルレフ亜に届くのは叫び声だ。

あまりにも大きな、叫び声が聞こえていた。

耳を塞いでも目を閉じても聞こえてくる。

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