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似世界 空間の壊れた場所で(時恋 拓前)464

似世界

空間の壊れた場所で

クロリネ 時恋 拓前


クロリネは力を使い内心は疲れていたと思える。

けれど、一つもそんな様子を見せない。

クロリネは笑顔を顔に貼り付けている。

彼女はけれど力を使うことに嫌さはない。

無意識に凍傷を残したことによる訳の分からない感情。


リアメラはというと、この世界のどこかにいる。

似世界には他にも何名か送られていてこの世界の守をしている。

破壊と守。どちらもをしていく。

どこかで影のように動いている。


が。

送るのが少ないと思われるかもしれないが似世界の機嫌もあるため、多くを送れないということが起きている。


氷はパキパキと張られていく。

そこへ拓前は破片を蒔いていく。

といっても完全には直せない。


「氷、張られてるし…」


氷は張られていくが、亀裂が直らない。

その拓前の隣にいるのは時恋。

赤の瞳の怪物が向かってくるため黒の刃が切り裂くように消していく。

減らない。


時恋はけれど今していることを無駄にしない。

青の羽根のためなら、隣にいるべきだ。

けれど、あの怪物と戦うのはシルベたち。

シルベたちはどの存在でも空間をどうにかするために動く。

その特徴は時恋も知っている。

ならば、シルベたちがこれから消える。

その時に世界がなくなると道案内すると約束したシルベたちと会えなくなる。

それは、だめだ。

時恋はだから、拓前を守ることを選んだ。


シルベたちと約束した。

必ず他の迷うシルベがいたら自分がうまく出来なくても相手が嫌がっても道を案内すると。


自分が迷う時に


それが利用だけだったとしても


シルベは名前をつけ、呼んだ。


利用なのだからそんなことしなくていいだろうと思われても


シルベは利用だけではなかった


利用して捨てる者ばかりだ


シルベは自らどちらにせよ消える


だから時恋を使って捨てるをしなかった


時恋はここへ向かう途中でうまく時を進めない


それがあった時に他の時とも出会っていた


けれど捨てることはなかった


ならば


時恋もシルベを捨てる理由はない


最後までいる


最後の消える瞬間もいる


だから、時恋は赤の瞳の怪物を消していく。


拓前には興味もないが。

シルベの近くにいたい。

だが、時恋はシルベの近く、ではなく拓前の隣にいた。

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