かいとと昼休み3(さら 桜子 いつき) 終わり
さらは桜子へたくさん話をしている。
かいとは静かだが。
_桜子がちょっと困ってるけど…なんていうか…困りながら答えてるの…
かいとは思ってしまう。
「桜子かわいいな」
口に出てしまう。
さらはかいとを見る。
「…今何か言ったわよね?聞いてたわよ」
桜子はかああと顔を赤くさせた。
「…あ…えっと、かいとくん…」
いつきは見つめる。
_今、かわいいって言ったよね?たしかにかわいいと思うけど…………兄さんがついに!はっきりするのでは!
いつきはわくわくする。
かいとは、自分の額に手を置く。
「あ、いや…その、あ…」
かいとは焦る。
_つい、かわいいって!うわ!
かいとはいう。
「かわいいからかわいいって言ったんだ……!」
かいとははっきりいう。
_うわあ、はずかしすぎんだろ!
さらはにこっとする。
「二人とも、もしかして付きあってる?」
桜子はうつむいていて…。
かいとは手をブンブン振る。
「違う!付き合ってるわけないだろ!桜子が俺みてーな奴と付きあうわけないだろ!」
さらは口元に手を置く。
「…んー…そうなの?思い込んでごめんね桜子さん」
「…あ…私は…かいとくんのこと…」
そこで、チャイムがなる。
ので、さらはいう。
「あ…チャイム…桜子さん。たくさん聞いてごめんね。桜子さんと話せてうれしすぎたの」
「…私の方がさらさんと話せてうれしかったよ」
それぞれ教室へ戻る。
いつきも戻りながら思う。
_はっきりしなかった!もう!
かいとは顔を赤くする。
_うわあ!何いってんだ俺!はずかし!
桜子も戻りながら。
赤くなった顔をうつむいて隠す。
_かわいいって言われた………かいとくんに………
さらは。
_桜子さんと話せたわ…きれいだった
教室へと向かう。




