迷いそうだね。迷うね。いつも迷うね。どうする?435
迷いは何時も
迷うは何時も
諦めるも有り
続けるも有り
どうする?
三日月頭の存在が現れたことで少しずつ変化していく。
その変化で何が起きるのか?
戦う誰もがいて、倒れる者もいる。
けれど、誰もが目的を持ち、諦めるは選ばない。
諦めるを選ばない。
止めるも有り
諦めるも有り
だが、諦めるはないだろう?
諦めようとしている者がいない。
諦めようとしたのは数秒のみ。
そこからまた進む。
諦める者がいない。
譲れないものが全員あるようだ。
譲れないから
何だかそういわれている気がする。
諦めるも何も、目的があるから
ここで止められない
手を差し出されるように
闇と光でも
差し出されるように
そこへ
手を伸ばすことにする
諦めないなら
手を差し出すあなたは全てが違うね
全てが違うね
嫌いだよ
ずっと
諦めようとしないなら
嫌いだよ
やめようといわないから
嫌いだよ
嫌い
分かってて手を差し出してくるんだよね
……………どうしようかな
でも
譲らないから
目的があるなら
一応、踏み出してみよう
迷っても
手を差し出す誰かは
心配していたようだ
心から
そんなこと気づいてもいなかった
迷って迷って回って看板も道案内もなくて
迷う迷う
手を差し出す誰かも教えられなくて
最終的には道案内になれなくて
苦しんでいたことに気づかなかった
遠くまで行って想像しないほど世界は広かったみたいで
どうせ
広いといいつつ、狭くて
遠くからまた戻って戻って
また行ける範囲の遠くへ向かって
戻るしかなくなって
遠くへ向かって戻り気づいたこともある
心は全員違うということ
何でも規則は守らないといけない、は昔から染みついていて
遠くへ行き戻るを繰り返して
気づけたことは
心しか広くはなれない
それだけは何となく気づいた
気づかせてくれた
手を差し出す誰かもそれを知っているから
最初から透明だ
最初から透明なら
透明でよかった
透明なのに気づかせてくれた
でも、やっぱり…………
透明の方がいいな
透明な誰かがずっと教えてくれていた
透明の腕なら掴むことが出来る。
透明なその手を。
譲らない手を差し出す誰かは
透明な輪がつけられている。
透明な手に自分の透明な手を重ねようと思う
譲らない誰かの手を掴むことを選ぶ
他の誰かの声も聞ける時が来たら聞くね
まだまだ心配させると思う
手を掴む誰かも心配そうな顔をしている気がする




