現世界 都合の良い現実の在る場所422
現世界
都合の良い現実の在る場所
島凪
______青様
あなたは今、戦っているりんさ。
私も戦おうと思うりんさ
ツミウのことは倒せませんりんさ
あなたの姉様を私は倒したり傷つけたりはするけれど本当に消すことは出来ないりんさ
本当は消したいりんさ
あなたは今、都合の良い現実の起こす束と戦っているはずりんさ
遠くであなたと違う場所でも戦っているりんさ
照ルくんもりんさ
だから、私……………顔を上げているりんさ
世界のためとか、そういうのどうでもいいりんさ
あなたと戦える
それが私の幸福と思う?思える気がするりんさ
私はやめることはないりんさ
あなたが居るこの世界で私に出来ることがあるなら
私は
私が選んだことを
するりんさ
青様のため
そうですねりんさ
誰かのためでありながら
私は私のしたいこととして
私のためとして
青様と共に戦いたい
それが私のしたいこと
そう思っているりんさ
私の
選んだこと
誰かのためもあるけれど
私のためにあなたと戦いたい
私。島凪は選ぶりんさ
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都合の良い現実内
島凪
島凪は走る。
その後ろを都合の良い現実という束状の存在が追ってきて、飲み込もうと狙ってくる。
島凪は軽やかに避けていく。
束状は多く発生しているが中心に集まるとぶつかり合う。
島凪は静かに見つめる。
これからの行動が分からない。
束は上から流れてくる。下に横になる束の上へ強く打ちつける。
島凪が別の束を避けている間に跳ねるように向かってくる。島凪は反応が早い。
後ろへ体を傾け片足で地面を踏み込むが、墨の能力を現す。
同時に他の束状も突き刺そうとするように来た。
………………………………そのまま、飲み込まれるはずだった。
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同場所?
ある少女はエイッと指を上げた。
空間を突く。
彼女は楽しそうに笑う。
空間に何かしらの影響を与えたらどうなるか?そんな好奇心がある。
異空間遊びは意地悪な顔をする。
「どちらの味方もしないけどー」
異空間遊びは味方をしない。
味方というよりも。
「楽しくなるといいなー」
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同場所
都合の良い現実
島凪
島凪、都合の良い現実は同時に。
束状はガクンッと地面に落ちた。
____なに!
島凪も体が突き飛ばされる。
束状はすぐに飛び込もうとしたが。
上手く、動けない。
_異空間遊びだな。お前はどうして飲み込まれてない
束状は島凪を追う。
吹き飛ばされていく島凪はどこかへ着いた。
「飛ばされた、りんさね」




