現世界 青標建物内 シルベ366
現世界
青標建物内
シルベ
シルベは都合の良い現実から戻ってきた。
シルベは航坂は封じる。
だが、現ツミウは止めない。
現ツミウを止める理由はない。
シルベは遂げたシルベと出会いつつ、すべきことはする。
けれど、この世界の流れは自分が決めることではない。
シルベが遂げるかは分からない。
けれど、航坂を止める。
それが今、シルベがやり遂げること。
だが、航坂は近くにいない。
都合の良い現実がシルベヘ伸びてくる。
そこへ青の光が放たれる。
青命思航だ。
彼も飲み込まれたが出てきた。
もう一人もだ。
空間の壊れた姿に、作はごくりと息を飲む。
その理由は。
眩しさがある。
外は眩しい。
何十年振りのため、忘れていた。
明るい場所。
作は青の力を込め、都合の良い現実へ足を打ちつけることで少しでも消していく。
シルベは二人の姿を見つつ、航坂がいない。
シルベはタッと走ると眩しい場所を見た。
「…………外るて」
だが、シルベは出られない。
航坂は無理矢理に出ていった。
後を追えない。
「……………航坂。封じられないるて。…………」
そこへ異空間遊びが現れる。
「シルベだー。どうしたの?出ないの?」
「………異空間遊び」
「まあ、諦めなよ」
紫電球は、異空間遊びから離れる。
「な!紫電球ちゃんたち!?」
紫電球たちは外へ飛び出していった。
異空間遊びは出られない。
「紫電球ちゃんたち!?何する気!?」
シルベは都合の良い現実を先にどうするかを作、思航へと伝えていく。
そして一人、奥へ向かう。
異空間遊びはシルベを追うことにする。
「どこ行くのー?」
「…………」
シルベは答えない。
作、思航は壊れた場所から飛びだしていく都合の良い現実をこれ以上外へ出さないために攻撃する。




