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似世界 クロリネ 拓前314
似世界
クロリネ 拓前
クロリネは拓前と共に空間を直していた、が。
空間がバキキンと何か破壊された。
クロリネは笑顔でブチリと怒りの表情になる。
「ナンデショウカ」
拓前はビクッとする。
「く、クロリネ………」
「こちらは直しているというのに………邪魔をするとは怒りが生まれますね」
「落ち、落ち着けし」
が、空間は更にバチバチと弾ける。
クロリネ、拓前は動きを止める。
「な……………」
「な、何だし」
クロリネは更に怒りが上昇していく。
拓前は破片を握り、けれど繰り返す。
クロリネは。
ニコリとする。
「マアワタシノセイデス。けれど続けましょう」
クロリネは更に氷の力で凍らせていく。
が弾ける電気は音が大きくなっていく。




