1321/2098
似世界 クロリネ シルベ (協力)299
似世界
クロリネ シルベ
空間の欠片がシルベを狙う。
クロリネも狙われるが氷の力で凍らせる。
シルベは欠片を握るが、その手を狙おうとする。
そこを剣武器を囲む白桜がザッと刻んだ。
「私を守る動きをするとは思わなかったるて」
そこへ拓前が壊れた空間からポイッと飛ばされてきた。
クロリネは氷の粒を空間に現しているので拓前のことは一瞥はしたが。
拓前は確実に目が合い、けれど笑顔のみ向けられた。
「笑うだけし!?」
クロリネは集中する。
氷は割られない。破片よりもクロリネの方が強い。
そのため順調に空間は修復させている。
のだが。
バチバチと何だか音がしている。
だが気にせずシルベは欠片を握り、氷の粒の元へまくようにしていく。
拓前は自分で地面に着くが体はガクガクしていた。
「………つけた、し」




