いつきと桜子
色葉が帰ると、いつきは赤井へ向かう。
玄関でうろうろする。
「………いいのかな」
うろうろする。
玄関でうろうろしてる。
急に扉が開く。
そこには黒猫がいた。
ほこだ。
「いつき。何してるの?」
「ほこさん…!あ…何でもないです…かえりま」
いつきは帰ろうとしたが、ほこに後ろから押される。
「…!あの…」
「かいと。見に来たんでしょー」
「…は…はい」
いつきは、屋敷に入る。
いつきは、静かに入る。
戸を少し開けると。
そこには、桜子がかいとの隣にいて手を握っている。
どこか涙が。
ほこは声をかける。
「桜子ーいつき来たー」
「!」
桜子ははっとする。
「いつきちゃん」
桜子は笑顔を作る。
いつきは胸がちくんとする。
_………
桜子はずっと笑顔だ。
さっきの悲しげな顔はしない。
いつきと桜子は話をする。
「兄さん……どうですか?」
「眠ってるよ…寝てるときにね、手を握り返してくれて」
いつきは思いきる。
「あの…!桜子さん!」
いつきは何か言おうとしたがやめる。
「…あ、何でもないです、あの、最近ビルが建ったりしてて」
いつきは何でもない話をしまくる。
桜子はずっと話を聞いてくれた。
いつきは帰ると、玄関まで桜子は見送る。
「桜子さん、さよなら…です」
「うん、いつきちゃん。まだ明るいけど気をつけてね」
「はい」
ほこも手を振る。
「いつきー、またねー」
「ほこさん、はい、またね…です」
いつきは帰る。
(桜子さん…泣いてたな………女性の泣いてる姿…苦手なのに…)