現世界 青標建物 青の奥間283
青標建物内
青の奥間
異空間遊び 航坂 シルベ
青命思航 作
異空間遊びは紫電球たちの行動に怒りはない。
ただ、退屈なもんだ。
「私は遊びに来たよ!」
シルベは倒れている。
動こうとする。
「あれ?どうしたの」
航坂はそこへ叫ぶ。
_何だ!何なんだ!
異空間遊びは自分の口元に指を置く。
「私がシルベを遊んで消しちゃうよ。遊ぶついでに消しちゃう?邪魔なんだよね?航坂」
_ち、ちがう!!シルベと共に消えたいはある、け
異空間遊びは冷たい瞳をして航坂に目の前に浮かび触れる。
「何もう封印される気になってるの?ねえねえ。だめだよ。ここは本気なんだよね。あー。そうだ。私が心のままに遊ばせてあげる」
航坂は体を震わせると
_な、に
異空間遊びはクスクスする。
「航坂。好きに遊んで」
航坂から青の羽根に包まれた光沢のある飾りを出現させる。
狙うはシルベ。
シルベを確実に消そうとする。
が、青命思航、作はそこへ向かえない。
シルベは倒れている。
その前へ飛びだすのは。
紫電球二体だ。
異空間遊びは仕方ないなという顔をする。
紫電球は破片へとなると青の羽根に囲まれた光沢飾りを貫く。
強大な力だが紫電球も弱くない。
しかも二体いるのだから防げる。
異空間遊びはニコニコする。
「二人とも私の邪魔するの?」
更に航坂の力がシルベヘ向けられる。
紫電球は破片へとなり航坂の力を貫いていく。
異空間遊びは最初と変わり苛立つ顔をする。
「何してるの?二人とも。遊びの邪魔するの?」
異空間遊びは航坂の力を向きを変える。
作を狙う。
紫電球は防ぐ。
そのため、シルベは誰も守らない。
異空間遊びは笑う。
「遊びの邪魔はだめだよ?二人とも」
航坂の力はシルベヘ当たる直前、軌道が変わる。
異空間遊びは予想していなかった。
異空間遊びはニコリとする、その横を青羽根の囲む力は通り過ぎた。
「航坂?シルベ攻撃しないの?そう。つまらないなあ……遊びは邪魔されたらプンプンだよ、じゃあ傍観者になってあげる」
異空間遊びは下がる。
航坂は一度意識を取り戻す。
_あ
シルベは倒れていたが、片膝のみ地面につけ、剣武器を握る。
立ち上がることは出来ていない。
が、少しだけ動けるようになった。
「異空間遊び。もしかして時間稼いだるて?」
異空間遊びはそんな気持ちでしていない。
偶然だ。
「いやいや、遊んでた私がそんなことするわけないよ、残念だなあ残念だなあ」
紫電球二体は異空間遊びの胸元へ飛び込む。
「もう。二人とも。まあいいよぎゅーってしてあげる」
異空間遊びは紫電球をギュウと抱きしめた。
そして、遊ぶのはやめ、見る側へとなった。
シルベヘ青の羽根に囲まれた光沢の飾りが飛んでくる。
その場で剣武器を振るがガチンッと航坂の力が強いためシルベは止まる。
剣武器を押してみるが敵わない。
シルベの軽い体は後ろへと簡単に飛ばされた。
そこへ続けて航坂の力が飛ばされる。
異空間遊びはシルベが敵わない姿にクスクスする。
「んー……都合の良い現実かあ、シルベどうやって戦うのかな。それに青の者たちも頑張ってるう。ねー紫電球ちゃんたち」
異空間遊びは紫電球をぎゅーっと抱きしめる。




