色葉と月葉1
色葉が歩いていると、女の子がくる。
彼女は…。
色葉の腕に抱きつく。
「色葉お姉ちゃん!」
「月葉…!どうしたの?」
里先月葉
色葉の妹。
髪は黒髪を左サイドテールにしていて、髪に黄色が一カ所のみ染められている部分がある。
服装は制服だ。
色葉は目を丸くする。
「色葉お姉ちゃん、好き好き、大好きー」
抱きつかれ、色葉は困り顔。
「月葉…、落ちついて」
「あっ、ごめんね!色葉お姉ちゃん大好きだから」
黄色い花の舞う笑顔だ。
色葉は困りつつも妹のうれしそうな顔に何も言えない。
「そっか…」
色葉は月葉に連れてかれた。
月葉はいう。
「あのね、異空間作りを捕まえようとして、逃げられたんだよね?由々葉お姉ちゃん。そういうの話してくれないから…」
「由々葉姉様は…月葉のことすごく好きだから…あんまり危ないことしてほしくないのかも」
姉の由々葉の月葉好きはかなりだ。
色葉は目を横へむける。
「妹が好きすぎるみたいだから……」
「うん、好かれすぎて困ってるの………」
月葉は姉に困ってるようだ。が、はっとする。
「て、それより異空間作り!どこにいるのかな…?」
「ゆらさんたちとも協力してるけど…捕まらなくて」
「んー。でね、今かいとお兄ちゃんいないから…私と葉無トンネルに行こう」
「…え。それは……………だめなんじゃ」
「ううん!悪いのは私だから色葉お姉ちゃん悪くない……」
「でも……」
色葉は下を向く。
月葉は前からぎゅーっと色葉を抱きしめる。
「色葉お姉ちゃん大好きだもん!私」
月葉は色葉大好きなのだ。
とにかく好きだと思う。