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現世界 青命建物内209

青命建物内


青食 ツミウ


イロノルレフ亜は潰された。

そのためいない。

青食はなぜかツミウの近くに寄る。


「…………青食さんたち。よく頑張ってくれましたね。折角ですのでこの壁を…」


ツミウは壁に近づくと完成したパズルのような模様へ触れる。


「これは、あの場所を変えないためのものですね。私は変えたいのですね。ここで止まる私ではありませんね」


青食はツミウに寄る。

ツミウは片方の手で青食を撫でていく。


「これをどうしたら…」


異空間遊びはツミウの元へと来る。


「その壁壊すの?」


「はい。これを壊せば変えられますから」


「そうなんだー」


異空間遊びは壁に触れるとピースを一つ取ろうとした。

が、バシンッと弾かれる。


「痛いね」


「簡単にはどうにか出来ないのですね…」


「ねー?で、こんなことしてると」


後ろから力を感じる。

そこにいるのは、押し潰されたはずのイロノルレフ亜だ。

ツミウは目を開く。


「どうして」

イロノルレフ亜は口元に指を当て無邪気のように笑う。


「私はイロノルレフ亜っ♪逃げるのは得意だからね、すぐに避けたよっ♪その場所はどうにかはされたくないなっ♪」


イロノルレフ亜はウインクする。


「かわいい子たちが頑張ったからねっ♪」


そこへ青食は突っ込む。

イロノルレフ亜は風のように避ける。


「私もすこーし怒ってるんだっ♪かわいいかわいい逃げ間の者をこんな所に発生させて」


「いいではないですかね。使われた方が」


「使うっ?あの子たちはねっ♪」


イロノルレフ亜は指を指す。


「誰かに使われるために存在するんじゃない。でも、使われるならこっちもボロボロに利用してやれとはいってるよっ♪あれだねっ♪お互いに利用関係なら捨てられても気にならないよねっ♪」


性格の悪いイロノルレフ亜は使われてもこちらも使い尽くせと教える。


異空間遊びは前へと出る。


「んじゃあ、楽しそうだから私とやろう!イロノルレフ亜」


イロノルレフ亜はその姿に。


「なんかっ♪キャラ被ってる気がするっ♪」


「そうかな?まあ、やろうよ。楽しいこと好きでしょ?」


「好きだねっ♪退屈嫌いだしっ♪」


ツミウは青食と共に壁のピースを外せる場所を探すことにする。


「外せる場所とかないのでしょうかね」

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