表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/2036

赤井2 (2の3)

赤井の家 屋敷内

赤井の家のものは

赤井敬造。

敬造の息子の

赤井悠磨。

かけらのもの

赤井桜子。


現在は赤井ではないが。

かいと。

かいとの妹

いつき。


沢野の家のもの。

沢野律子。

律子の息子

沢野陸。


赤井の家  第二部屋 

その場所は例えるとすると学校の体育館のような場所。

それぞれいる場所が違う。

赤井悠磨とかいとは中央にいて、お互いに向き合っている。

赤井悠磨の座る後ろには二人の少年が座る。

かいとの後ろの方はいつきが座る。

悠磨とかいとの中間なる壁の方には赤井敬造。

敬造の右隣には赤井桜子。左隣に沢野律子が座る。律子の隣は沢野陸。

そして、もう一人。

上の方の使いは立っている。

彼女はいう。


「では…お二人とも揃いました。赤井の方ではない方もおられますが上の方の決めたことなので…どうかお許しください」


と、頭を下げる。


かいとはつぶやく。


「…足が…」


かいとは正座をしていて、足がビリビリしてくる。


上の方の使いは言葉を続けた。


「今日、赤井桜子様の血をどちらが渡すのかを決めてもらいます」


かいとは、そこへいう。


「俺は、勝つ…悠磨さんは今までいなかったのにそんなことさせるかよ」


悠磨は答える。


「かいとくん。勝手な話だ。君がそうしたいなら勝てばいい」


「勝つ」


「でも…君はどうしてそんなことを?桜子ちゃんをどうにかして君に何かいいことはあるの?」


「そんなの関係ない。自分にいいことがあるか?幼なじみが本当に自由になれるかもしれないんだ。ならやってみるだろ?」


悠磨は笑う。


「…そっか。はははっおもしろいね。かいとくん。それだけでそんなことをしようだなんて。なんていうか、お人好しだね?」


「何でもいえよ」


そこへ、仁が立ち上がり、いう。


「悠磨さんにそういうしゃべり方すんな!もっと敬え!」


「仁くん。かいとくんは成長したるんだ。だから仁くんと一緒で話し方が荒くなってるんだよ。俺はうれしいよ」


「…でも!」


悠磨は穏やかに笑う。


「うれしいんだよ。だから仁くんもにこにこしよ?」


「…はい…!」


仁は座る。


上の方の使いは二人を見て、空気を読むように言葉を始める。


「では、悠磨様。かいと様。お立ちください」


二人は立つ。

かいとは、立ち上がれない。

上の使いは質問をする。


「…どうされましたか?」


かいとは、足がヒリヒリするが、何とか立ち上がる。

何ごともないというように笑う。


「…平気だ!何でもないです!」


上の方の使いは頭を下げ、言葉の続きをいう。


「では、床の白い線の前にお立ちください」


かいとは、床の白い線が書いてあるためそこに立つ。


「では…はじめてください」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ