〜早く家に帰りたい〜
主人公:赤井浩一
チート、特殊能力なし。
ハーレム展開もなし。
文章能力もなし。
その時、気が付いたらそこにいた。
ただ、先程まで何をしていたとか、なぜここにいるのか全く分からないままで。
「…は?」
そこは、森の中だった。
*
「名前、赤井浩一。年齢、17。よし、覚えてる。全部忘れたわけじゃない。」
とりあえず基本的な記憶はあった。ただ、さっきまで何をしていたのかだけが分からなかった。
「…うーん、まあとりあえず置いといて、持ち物を……げ」
ポケットに入っていたのは財布と携帯(圏外)、そして謎のムキムキマッチョマンの写真集。
「あ、そうだ、思い出してきた。コンビニに行ってなんかの景品でもらったんだ。あれ、じゃコンビニ帰りに道に迷ったのか…?」
そこまで考えた時。不意に後ろからガサガサと音がして、特に深く考えずに振り向いた。
そしてそこにいた誰かと、目があった。
「…えっと…こんにちは」
「…!!○<×゜→<×○>!」
(なんて言ってんのか全然わからん)
剣を振り下ろされた。どっから出したそれ。
「…なんかスイマセン!」
*
必死で逃げる。よくわからないが怒らせてしまったらしく、問答無用で攻撃された。否、されている。
「スイマセン!ホンットにスイマセン!」
「%#¥÷○!」
「わかんねええ!!」
(どこか…隠れないと…体力が持たねぇ…)
向こうはまだ元気のようだが、浩一は既に体力が限界であった。
「つかなんで森の中で30分走り回ってそんな元気なんだよ…!」
「☆€¥%#+・○!」
「やっぱわかんねえぇ!」
なんて問答を繰り返しているうち。
「…あっ」
崖に勢いよく飛び出した。とても助かる高さではなく、真っ逆さまに落ちていく。
(こりゃ死んだな)
と思ったら、足を掴まれた。
「えっ…?」
足の方を見てみると、追いかけてきたやつが重いそぶりもみせず片手で持っていた。
こうして、浩一はあっさりと捕まったのだった。
拙い文章ですいません。
書き物は初めてなので、至らない点はどんどんご指摘ください。