RPG
「ジルよ。お前も今日で15歳になった。これからいかにして過ごすよ」
家のリビングの椅子に座り、家族会議中だ。
俺、ジルが住んでるのはガリビア国のエンプール村だ。この世は15歳で成人になる。それまでは、学校に行ったり家の手伝いをしたりと色々だ。
俺の家は農家で貧しいから学校には行けなった。学校にいけないということは学がないと評価され、つける職が限られる。もちろん城では働けない。
跡継ぎは長男になるため無理だ。俺は四男坊。かすりもしない。
どうするか。どうしようか。どうしたらいいか。俺はずっと悩んでいた。このまま家にいても肩身の狭い思いをするし、そうだ。冒険者になろう。
「親父、俺冒険者になる」
親父の目を見て言う。っていうか学校にもいってない俺は家の手伝いか新たに畑を耕すか冒険者になるかしか道はないんだがな。はっはっは
そんなこんなで、俺明日から冒険者。旅の準備をしていると、親父が、小さい包丁をくれた。
「武器がないとつらかろう。武器を買えるまでこれを使いなさい」
親父の思いはうれしいが、武器「包丁」って。なにもないよりいいか。
ージルは包丁を手に入れたー
翌朝、腰に包丁を布で巻いたものを差し、家族に別れをつげて家をでた。
まずは冒険者ギルドにいこう
エンプール村をでて道端の薬草をつみながら隣の村にいく。隣村は、エンプール村より大きくて村ギルドがあるのだ。
冒険者ギルドにて
「冒険者の登録したいのですが」
受付に並び順番がきたので尋ねると、登録用紙を出された。
「新規登録ですね。字は書けますか?代筆にしますか」
代筆で記入してもらい登録をおこなう。
「登録料はありますか?」
「薬草と交換でお願いします。」
「では先に薬草の買取をします。買取額から引かせていただきます」
薬草の買取にと抜いてきた薬草の束をだすと、登録料より多いとふんだのか差額があるとのことだ。
無事に冒険者登録もおわり、簡単な採取依頼を受けるとギルドから外にでた。
ーギルドカードを手に入れたー
ー30ウォン手に入れたー
ジル
レベル1
武器 包丁
さぁ冒険の始まりだ。
完
とりあえず旅立った。