四 悶太亮介共同生活
悶太編、完結
四 悶太亮介共同生活
それから、何年かがたった。
悶太は明るい元気な少年になり、亮介は、中学校に上がった。
数年たったある日、悶太は亮介の事を主人と呼ぶようになった。
それから、切り裂きジャックとしての試験の日が現れた。
「んん・・・・。」
もじもじしている悶太に、亮介は、頭をなでた。
「やれることをすればいい。頑張って、試験に挑めばいい。それで、私の部下となれる。」
悶太は小さい声でつぶやいた。
「はい。」
一度目の試験は、落ちた。
二度目は、受かった。
「良かったな。」
切り裂きジャックの受験は毎日出来る。しかも問題等はほぼ同じだ。一点足らなかった悶太はつぎの日に受けたら、合格できたという事だった。
「良かったな。」
もう一度、亮介は悶太に言った。
「ありがとうございます。」
「今宵は、合格祝いに何かほしいものはあるか。悶太」
悶太はしたを向いて、つぶやいた。けれどそれは、もらえるはずのないものだった。
「・・・・。」
それは、もらえるものではなかった。
「それが本当にいいのか。」
亮介は、背中を向けていった。
「今回は特別だ。次はないぞ。」
「はいっっっっっっ。」
亮介は、特別にほしいといったもの以外にもそれらの系統のものを買い、送った。
それらは日曜の朝七時半にやるもののグッツ、合体機械だった。
それからかなりの間、部屋で、遊ぶ悶太の姿が見られた。
歳にあった少年の姿だった。
それから、数日後、亮介の事を、悶太は亮介と呼べるようになった。
次回からは、何にしよっかなー。