表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/33

三 少年悶太

次回、亮介、悶太編クライマックス予定。

三 少年悶太ユーネームイズモンタ


今日は、あの少年の誕生日らしい。亮介が、自分のプロフィールを明かしたと同時に少年にも聞いたからだ。

「ねえ。お名前はなんていうの」

「悶太・・・・・。一文字悶太。」

少年は・・・・悶太ははっきりとそう答えた。

「ハッピバースデェーテューユー」

亮介は、手拍子をしながら、悶太の為に、歌った。

「ありがと・・・・。」

亮介手作りの冠をかぶった悶太、頬を赤らめ、恥ずかしそうに、つぶやいた。

「ねえ悶太、これ、僕からプレゼント。」

箪笥三つ分の大きな包みが、悶太に渡された。

「?????????????????」

悶太は首をかしげた。

「あけてみてよ。」

亮介はにっこり笑うと、うれしそうに言った。

悶太は、ゆっくりとその箱をあけた。

ドサドサドサドサドサドサドサドサドサ!

悶太は、見えなくなった。

「あれ?悶太?悶太?」

亮介はプレゼントを掻き分けて、伸びている悶太を救った。

「あり・・・がと・・・・。」

といっているのは、亮介には伝わり、とても、うれしかった。

「これ、これからここで暮らすのに必要な服とか、箪笥とか。僕の部屋の隣なんだよ。いこ。」

亮介は、悶太を何とか背負うと、部屋にかけていった。

「その荷物、持ってきてー。」

背負われた悶太は、人のぬくもりを、体で感じた。

次に目覚めたとき、悶太は、自分の部屋という場所で自分だけのベッドという物で寝ていた。

悶太には、それが何か、わからなかった。

廊下に出て、自分の部屋という場そのドアを見ると、ひらがなで、もんたのへやと、手書きで書かれていた。

悶太は、涙で、何が何だかわからなくなった。




少年は、悶太と名乗り、亮介と、親友になった。

次回、亮介、悶太編クライマックス予定。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ