白い壊し屋Ⅰ TWO
こんな話もどうですか?
ってか、悶太君ってこんなこと考えてたんですね・・・。
ちなみにいつもはなしは大体大筋しか決めてなくて、その場その場で考えているといっても過言ではありませんので。
デモですね。たとえていうなれば、ガルガンティアの話を一例にすると、
1 変身不可能になる→負ける。ガルガンティア棺を出す。
2 竜太は別界死者の門よりそれ以外は棺で宙ぶらりん♪
3 死者の面から出た竜太のジャックに変化が→使うと死者の面
4 棺破壊、ガルガンティア自爆宣言
5 ディア博士が残したメッセージ
エヴァーニェン・サージェ、大量のハドー。
ってな具合です。
でも、この話だけが番号ついてるので別の話でも一例、たとえばメリアーサ篇の。
空機より殺意をこめて・・・。編
トルキシアと名乗る空軍の戦闘機が本部に銃撃。それはロボットへと姿を変える。
それは無人ロボット、ディア博士の二号機、メリアーサだった。本部で寝込んでいる悶太を守りがら撃破しろ!
ってな具合です。
でもこちらの話は短かったので。
長いので言うと、構想中の業火の霊 イキャバラ教編ですかね。
これ書いちゃうと長いんですよ。アイテム何個か出てきてそれを回収、もしくは破壊しながら話を進める・・・ってな感じのもんですかね。めちゃくちゃ長くなると思います。
けれどそこまで書く度胸がないので省略はされるでしょうが・・・。
なんか悔しいですね・・。
ではこんなんで!
彼らが動き出したのは暗い日だった。
その日の月は薄暗く輝き、これからのことを知っているかのようだった。
しかし、それを月は誰にも教えない。
他人の不幸は蜜の味という言葉があるように、月のモットーはこれだからだ。
そんなある日、奴等は動き出した。
作戦を実行するべく。夜行性の彼らは赤い目をぎらぎらと光らせて動き出したのだ。
そんな彼らは薄い光の中、確かににやりと笑った。
これから起こることを思考したからだろう。
それほどに、自身のある作戦なら・・・。
それはおそらく突然の史上最強最小の侵略といっても過言ではなかった。
彼らは白い壊し屋という軍団だった。
小さく小さく、そして破壊行為絶対の侵略が今、始まろうとしていた。
その日、彼らの手によって・・・。
その侵略は次の朝に、竜太の叫びによって全員に晒されることとなった。
彼らが起こしたその侵略を。
竜太の部屋にあるものはすべて形を崩されており、全てが何者かに削られた、もしくは齧られたと見られる傷跡が・・・。
竜太の集めていた深夜アニメのそういうもののフィギュアや、そういうものの本などが。
悶太は、気がついてしまった。
聞いてしまった、見てしまった。
何かが笑ったその声を。
そしてその何かが目を過ぎったのを。
犯人は奴等であると、悶太にはわかった。
そして、今の自分では決して敵う筈も無いであろうということも・・・。
皆に伝えようと思って踏みとどまった。
歯がゆい・・・。
いつもいつも荷物になってばかりだ・・・。
誰からも頼りにならない。
それでは、僕が切り裂きジャックである意味がない・・・。
僕が、みんなの力になりたい。
少年を動かしたのはそんな簡単な思いだった。
龍魂剣の豪火竜についてきてもらえばいいだろう。
幸い、八迫が先日ミクロンジュースを完成させた。
その便を数本掻っ攫うとそのうちの一本を自分に、そして一本を豪火竜に飲んでついてきてもらい・・・。
『これで本当に、主は救われるのですね・・・』
豪火竜は怪しげに悶太に訊ねる。
「そうだよ。竜太が大事にしてたあんな物や、こんな物を壊されているんだよ。だからね。それに」
悶太は一度言葉を区切ってから言葉をつなぐ。
「これは僕が切り裂きジャックとして認めてもらえる大事な試練なんだ」
いつの間にか悶太は手に力を入れて力説していた。
それほどまでに自分に自信がなく、認めてほしいと思っていたのだ。
そして程なく、二人は小さい穴へと、入っていった。
そこは、暗く、暗く果てしなく続く彼らの魔窟であることに、二人はやがて恐怖する。
「侵入者が来た。おそらくは、我等の支配下になるであろう者どもからの刺客であると見ていいだろう。見つけ次第、即刻殺してしまえ。わかったな。ニルヴァーナ。主だけが、我等の城を作る武器となれる」
黒い部屋の中で、赤い目が光り呟いていた。
そして、何もなかったところに新しく赤い目が増えた。
「わかりました。父上。わたしが父上のための手足となるべく、働いてまいります」
目が、二つに戻りやがてその目も消え、その場所は暗く暗黒が場を制した。
次回、悶太と豪火竜に迫るニルヴァーナ。
ニルヴァーナとはいったい何なのか!?
そして、彼らの正体は?
悶太は一人前の切り裂きジャックとして認めてもらえるのか?
意外なとこから侵略キタァーーーーーな白い壊しや編第二作、お楽しみにしていただけるとうれしいでございます。