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お誕生日おめでとう!

これにて悶太君のお誕生日企画、これにて終了。

「どこにあるのかなぁ?」

悶太はあっちをうろうろこっちをうろうろして、プレゼントを探していました。

後十二個まで減らすことができました。


本部キッチン内にて

「おい、チョコクリームできたのかこのアホ野郎」

「ま・・・まだですぅ」

八迫に迫られ、竜太は肩身小さくなった。そこに理緒がきて、

「クリームどころかチョコすらないわ」

亮祐が竜太の首をつかんだ。

「貴様はなにくっとるんじゃぁぁぁ。お前、一度この世からちょこぉっとたびに出てみるかこんにゃろぉぉぉぉ」

そしてしゃもじでほほを十発二十発・・・・・。

ただいまケーキのクリームと土台を製作中だった。

「プランクトン!飾の飴細工は?」

「・・・。・・・・・・。自分、不器用ですか」

最後まで言い終われずに理緒はジャーマンスープレックスが竜太に決まりました。

その瞬間、竜太はちょこっとこの世から去って、戻ってきました。

「飴細工はですねぇ、こうやって作るんでございますよぅ」

途端に理緒はおばちゃん化して教えました。

なんと飴でアメを再現。笑いましょう。笑わなければ画面の中からラリアットか、ジャーマンスープレックスが飛んできます。苦笑いじゃいけません。大声で笑わなければ。家族に不振がられるぐら位大きな声で高らかに笑いましょう。げはげはと笑いましょう。


「あ!こんなところにもぉ」

悶太のプレゼント探しは順調に進んでいました。

今いるところはトイレ。ほかにこの屋敷で隠すところはなかったのでございましょうか。絶対に部屋だけでプレゼントの個数分はあると思うのですが。何でトイレなのか、なぞです。

ちなみに、このプレゼントを隠したのは平田竜太その人でした。

あと、三つにまで減らしました。

「あと・・・、探してないのは・・・えっと・・・」

悶太は、かたまってしまいました。まだ探していない部屋といえばあの部屋だからです。恐怖の部屋。P-177の部屋。悶太が恐れていたあの部屋。

「ぬ。。。うぅ・・・りょーすけぇ・・・」

少し恨めしいです。


「きいぃぃぃぃぃいいいいぃいいやぁぁぁぁああああぁぁあ」

部屋に入ったとたんに悶太の叫びがかすかに聞こえてきました。

一度部屋から出てきた悶太は竜太の汚室に行きました。

「ごーかりゅー?」

完全装備で竜太の部屋を探る悶太。竜に頼むようだった。

「いいですよ。」


「ありませんでした」

・・・。苦労して探してもらったもんだが、そんな部屋にはひとつもなかった。

どうやらきちんと配慮してあるようだった。


そのころ、キッチンでは用意は終盤に差し掛かっていました。

「おい、そこ、テーブルに敷いて料理を運んでこい。それから真ん中にはケーキを飾るのである」

亮祐が若干マダム気に指揮を取る。

若干悶太にお熱のようだ。

これはとても危ないことになりそうで怖いです。

そうなったとき、この哀れな私にその線を引くことができるのでございましょうか。

「これで、準備完了だ!!!」

と、亮祐がいったとたんに扉が開きました。


亮祐、理緒、八迫それから竜太の四人は声をそろえて言いました。

「一文字悶太君、お誕生日、おめでとう!」



パーティーはこれから始まります。

やっと終わりました。本当に長期放置していて申し訳ありませんでした。

次回からもきっと長期放置になるでしょうが、お許しください。

待っていてくれた皆様方、本当にありがとうございました。虫のいい話ではありますが、次回も、待っていてくれるとうれしいです。待たせないようにはいたしますので。

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