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あの日当日活動報告記録書

生誕記念特集三部作小説第二部これより開幕です。

まず、目が覚めた俺は、体を動かした。動かしたかったから動かしたのだけれども、動かなかった。

見ると、なぜか皆さんは横になられて睡眠中なのに、私だけが皆さんの視点よりもはるか上にあるのでございます。

そしてなぜか私に寄りかかるかのようにして栗柄八迫さんが睡眠しておられるのでございます。

けれど私に圧迫感は感じられんませんし、いかんせん、寝ぼけている頭なのでうまく働かないのです。

誰か、読者様の中にこの状況について詳しくお知りの方はいらっしゃいませんかー状態なのである。

そこで私は私に寄りかかっている少年、八迫さんに聞いてみることにしたのです。

「すいませーん。八迫さん、私は一体どのような状態に置かれているのでございましょうか、その黒き宝石のような目で私を見てお教え願えませんでしょうか」

これで目が覚めるとは思わない。目が覚めたら今日は火の玉が振る。外出は控える。

理緒や亮祐ははるか遠くで寝ているのが見えている。

話かけても無駄だと思うので話しかけないことにする。

相手の寝言は聞こえてくる。

「最後の晩餐が肉まん!何たる事や!・・・・。このよのおわりじゃ」

理緒さんの寝言は悲しいきがする。

「・・・・・・・・・・・。・・・・・・・。・・・・・・・・・。あっぁ・・・・・。うぅ・・・」

亮祐さんや、体をすらしてどんな夢を見ているのですか。

そんなに変な夢でもごらんになられているのでしょうか。

どちらにしても、私はここから出る事が出来ないようです。

皆さんがおきるのを体を岩石のごとく硬くして待ちましょう。



それから私の体内時計で二時間が過ぎました。






そして更に三時間が過ぎました頃でござりました。



「おあよぉぉ~」

今日の主役の一文字悶太君が可愛らしい猫ちゃんパジャマで欠伸半分で起きて参りました。

そしてそのまま言葉をつなげて

「皆なんでこんな所で寝て・・・」

そこで悶太君は固まってしまいました。

どうやら私を見たようで、固まっておりまする。

「なにやってるの?」

まったく持ってその通りだと自分でも自覚しているのでしゃべりました。

答えてくれないの?という顔でこちらを見つめてきます。

「見ての通り埋まっているのでございますけれどなんでかはそこら辺で寝てる人に聞いてくれる?」

「遠慮しとく」

即答されました。

そこまでのやり取りで亮祐様が目をおあけになられ体を起こしました。

「あー・・・・。おはヨ、悶太」

それから部屋をぐるりと見てから、息を大きく大きく大きく吸って、

「おきろー全員おきろー」

私ではおきなかったのに、八迫さんがおきました。

理緒が悶太に向かって

「あぁ、おはよぉ」

「生誕十一周年おめでとうございますです」

八迫が焦点の合わない目でそういいました。

「たすけてぇー」

私はそういったのですがかるゥーく無視をされてしまいました。いつもの事で慣れっこなので宜しいのですが。

亮祐が悶太に、

「オリエンテーションで「オリエンテーションってなにぃー?」」

途中で悶太君に話の腰をゴキッと言う音ともに,折ってしまいました。

「楽しい事、かな」

理緒が年配の女性として優しく教えてあげました。

「年配・・・・。ふぅーん」

なぜかこちらを向いてにっこり笑って拳を握っておりますが。

「とにかく、オリエンテーションです。この屋敷内にある五十個のおもちゃを探してきてください」

「五十個?」

はるかに数えられる数よりも多い数字を聞いて悶太君は目を輝かせています。

「じゃぁ、じゃぁ、行ってくるぅー」

即座に着替えて【何処から出したんだか】即座に顔を洗って【一体何処で洗ったのやら】即座に走り出して【なんか凄く早い】おもちゃ探しに出かけていきました。

「ねーこのばあいでかけるでいいのぉー」

私がしびれた顔で申しております。

が,無視なのは承知の上です。





まだまだ当日活動は続きます。








次回予告


少年はプレゼントを探しにはるか広い屋敷の中を縦横無尽、右往左往に駆け巡る!

なんか意味が違う気がしないでもないが。

そして少年にプレゼントを探させる間に三人釣らす一戸がする最後之費と仕上げとは一体!


活動記録報告書編三部作、いよいよ次回完結!


一文字悶太へ送る、最大最高の記念日!




あの日あの時の最高生誕記念活動報告記録書【仮】



いよいよ次かー 我らの名は、ジャクソニー。

        切り裂きジャックを怨むものなり。

        我らの名は、ジャクソニー。

        この世の全てを怨むものなり。

        我らの名は、ジャクソニー。



       切り裂きジャック創設より、今このときまでに至る復讐の準備は長かった。

       しかし、これより先には延ばせない。

       我ら、ジャクソニーはこれより切り裂きジャックの本格的抹殺及び排除をはじめるものとする。






       逆らうものには死を。

       逆らわぬものには死を。

       全てを切り捨てなぎ払う。

       それが我らジャクソニー。

       全てのものを切り捨て、なぎ払い、消滅させるものなり。
















       我らの名は、ジャクソニー。






切り裂きジャックの殺戮を繰り返し、このよ殻抹消する事を決意する、真の正義也。












我らが名を叫ぶがいい。


我らが名を刻むがいい。


我らが名を恐怖するがいい。



唯一にして絶対の我らが名は









ジャクソニー。

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