表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/33

三月三日は雛祭でしょう?

理緒、怖い。

饅頭、怖い。

お茶、怖い。

いろいろ怖い。

三月三日はひな祭りでしょう?


三月二日。一人の女性は、切り裂きジャック本部エントランスホールで悩んでいた。

彼女の名前は理緒。

彼女の今のところの悩みは一つ。

明日、三月三日のひな人間の数が圧倒的に足りないのです。これはいかんせん。

主役は、自分に悶太。ほかの男には任せられない。亮祐は・・・・ダメ。私が今日のことがおぼえていられなくなっちゃう。

そんなところに来た冬の虫。

「や、理緒くん。」

間が悪すぎです。けいわいです。KYです。

理緒は脱兎のごとく襲い掛かりました。

「ジャーマンスーープレエエエエエエックス!」

金持ちのボンボンを見事ジャーマンスープレエエエエエエックスで捕らえました。

「ほんだら!?」

卍がためで!

「はううううう!いたひ、ひだい!」

そして脳天ウルトラ怪力チョップです!

「ひな人間が不足しているの。」

「あぐぅ!だ・・・だから何ナノ?あげぇぅ!何なんでございますか?」

そして、亮祐を立たせてあげて。

「ドロップキィィィィィィィィィィィィック!」

ドロップキィィィィィィィィィィィィック!で亮祐の鼻の皮をむきました。

「あんにゃろぅん・・・・・」

情けないです。死にかけです。

「に・・・・人間が足りないから何ナノ?ひでぶぅ!ぐれん!にるヴぁー!らがん!しゅ!」

途中の戯言は、理緒の理緒による理緒のための野望を実現させるために必要な事をさせるためのドロップキックによる悲鳴だとお考えいただいて、なんら間違いはございません。はい。まったくもって。真剣で切りかかってはいませんよ。決して。


「人を貸してくれ。」

亮祐は理緒の手によって縦に振られました。

気絶しているからです。



そして・・・・。






三月三日 着物姿の理緒と、悶太がいました。ひな壇の上に。

そして五人林のBGM。

「ねね、悶太、どう?」

幼い悶太に理緒は、微笑みました。

「楽しい!」

そして、BGMがとまりました。

すると理緒がにっこり笑ったまま器用な事ににらみました。

BGM、再開です。

三人、女役で男がいました。彼らです。言わずと知れた。

「何やのん?亮祐。」

八迫は亮祐に・・・昨日の惨劇で死に掛けている亮祐に聞きました。

「何で女役なのさー。」

竜太がBGMを流しながら、泣きます。

「きょ・・・・今日が、ひな祭り・・・だから。」

亮祐は倒れました。

『亮祐ー!』

竜太と八迫が亮祐に歩みましたが、お雛様が、それを制しました。

「きょーうは楽しいひな祭りーいぇい!」

Vサインでカメラ目線の理緒に脱腹絶倒!

「五月蝿い・・・。」

かんざしが首のつぼに刺さります。

「ああ!八迫ー!」

昇天。


♪明かりをつけましょ  雪洞に

 お花を上げましょ  桃の花

 五人林の笛太鼓

 今日は楽しい

 ひな祭り


来年もこの行事はあるのかしら。

次回予告

切り裂きジャックは殺しません!第一シーズンで大活躍した長谷川律子が、外伝で帰ってくる!


檻に容れられた長谷川律子。

しかし、律子は脱獄した。

一人だけの息子に会うために!

律子に子供?

しかも、その律子の子供は、まさかまさかの彼?


長谷川の知られざる新設定で出来たまったく新しい短編、脱獄しました長谷川律子!【仮】

今、伝説は進化する・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ