1話 転生
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ここはどこだ??なんだこの真っ白な空間?なんで俺はここに居るの?
疑問が重なり合って混乱する。
1回状況を整理していこう。
日本には、三好、斎藤、深井、小鳥遊の四大財閥がある。昔に解体されたがそこからまた立ち上げたらしい。
俺は三好賢二。
自分で言うのもなんだがさっき言った財閥の御曹司だ。
だが、現当主の両親が事故で亡くなってしまい次期当主争いを弟とやっていた。
しかし、偶̀然̀の事故により死んでしまった。
だから、この真っ白な空間にいる……
まででいいのか。
「はい。 だいたい合ってますね。でも1つ訂正するとしたら事故は偶然ではなくて必然ですね」
そんな声が頭の中で響いた。周りをみると、自分より3倍は大きく、神々しい光を放った凄く綺麗な女の人が笑顔で立っていた。
「誰だ?そしてなんでだ?」
俺は誰かにやられる様な事はしていないし恨みも買ってないはずだ。
「えーとですね、私は輪廻転生担当の神です。名はありません。貴方についての情報を見ると貴方のアニメや漫画で見るようなイケメンでもないし、運動ができるわけでもなかった。が、ゲームをやったりネット小説を読んだりしていていわゆる厨二病を発症していた。弟さんが頼んだ方に殺されたと書いてありますよ」
「あー、そうですか…ありがとうございます」
そうか…殺されたのか俺……
自分が死んだのに自覚がないな。幽霊になる人ってこんな感覚なのか?
「じゃあ、死んだってことでどこにきいけばいいですか?」
「おや? 亡くなったのに切り替えが早いですね。いつもは、生き返らしてくれ!などといってくる人が多いんですが」
そうなのか、でも死んだしやる事がないしなぁ
「死んだのはしょうがないですから」
「ほう、いいですね。さっぱりしている人私好きですよ?」
可愛い人から好きとか言われると恥ずかしいな…
「そうですねー、特別に異世界へ転生させてあげましょう。魂の質もいいですし」
なんだって?? 異世界だとっ?
俺は、金持ちだがアニメや漫画で見るようなイケメンでもないし、運動ができるわけでもなかった。が、ゲームをやったりネット小説を読んだりしていていわゆる厨二病を発症していた。
なので、興奮していた。
「どこですかっ? 魔法とか剣とかスキルとかありますか? もしかしてチートとかもらえたりしますかっ?」
「あっはい。そうですね、貴方が言った物は全てあります。貴方の中でチートと判断されるか分かりませんが、可哀想なのでこの中から希望されるスキルを幾つか差し上げましょう」
俺の前にウィンドウが出てきた
「少しならスキルの効果を書き換えることもできますよ」
「えーと、レベルアップ 10倍ってスキルを10分の1に変えてください。
あと、ステータス上昇+補正を-に変えてください」
「別にいいんですけど…これでいいんですか??」
俺の体が淡く光った。
「これで完了です。ではあちらへ送りますね」
そう女の人が言ったら、目の前が真っ暗になった。
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