解説 連合艦隊史2
『イージス原子力空母大和級
全長380メートル
最大幅98メートル
速力30ノット
満載排水量13万トン
武装
127ミリ単装砲4基4門
76ミリ単装砲4基4門
41式VLS160セル
7式短距離対空ミサイル8連装発射機8基
5式近距離対空ミサイル21連装発射機8基
20ミリCIWS8基
搭載機120機
同型艦大和・武蔵・信濃
イージス空母翔鶴級
全長360メートル
最大幅83メートル
速力30ノット
満載排水量11万トン
武装
127ミリ単装砲4基4門
76ミリ単装砲4基4門
41式VLS160セル
7式短距離対空ミサイル8連装発射機8基
5式近距離対空ミサイル21連装発射機8基
20ミリCIWS8基
搭載機100機
同型艦翔鶴・瑞鶴・天鶴
一気に両方を紹介する事にしよう。大和級と翔鶴級は大日本帝国海軍連合艦隊の主力を成す空母である。共通点は超大型・重武装・重防御であろう。連合艦隊の空母がこのような発展を遂げたのには理由があった。それは空母自体に防空駆逐艦以上の武装を与えたのと、連合艦隊のドクトリンとして艦載機を全て艦内に格納する為であった。
第3次国防力整備計画で建造された翔鶴級は大和級と同じ武装とシステムになるように近代化改修を受けている。大和級と翔鶴級が装備するVLSは航空機や対艦ミサイル迎撃用の85式対空ミサイルのみ装填されている為、寧ろイージス巡洋艦やイージス駆逐艦以上の防空能力を有していた。イージス巡洋艦やイージス駆逐艦のVLSは89式巡航ミサイルや87式対潜ミサイルも装填されている為、すべてのセルに対空ミサイルが装填されていないのである。ある程度の汎用性を求められた結果であるが、空母はその搭載機で汎用性のある作戦が行える為、空母自体は防空ミサイルのみの装備が出来るのである。
重防御と誇れる理由がある。それは船体と飛行甲板主要部を構成する装甲には、ケプラー繊維と柔剛炭素素材を挟み込んだ異常な強度を誇る新型装甲が施されており、大和級と翔鶴級は他国の空母に比べて過剰防御と言える程の重防御を施されていた。
そして空母としての存在意義である艦載機だが、翔鶴級は戦闘攻撃飛行隊が4個飛行隊(1個飛行隊は12機編成)、攻撃飛行隊が2個飛行隊(1個飛行隊は12機編成)、電子戦飛行隊が1個飛行隊(1個飛行隊は4機編成)、早期警戒飛行隊が1個飛行隊(1個飛行隊は4機編成)、対潜哨戒飛行隊が1個飛行隊(1個飛行隊は12機編成)、空中給油機が3機、輸送機が3機、汎用ヘリコプターが2機の100機になる。大和級は翔鶴級の編成に加えて攻撃飛行隊が1個と空中給油機が3機、輸送機が3機、汎用ヘリコプターが2機増やされて120機の搭載となる。
大日本帝国海軍連合艦隊空母機動部隊とアメリカ合衆国海軍空母戦闘群の最大の違いは、艦隊防空への重点の置き方であろう。アメリカ合衆国海軍空母戦闘群はその主力たる空母に万能性を持たせた事である。空母航空団の編成にF-14の戦闘飛行隊を組み込んでいる時点で違いが分かるだろう。F-14は世界最強の艦上戦闘機として開発され、アメリカ合衆国海軍で運用された。だが大日本帝国海軍連合艦隊空母機動部隊は空母をただひたすらに、攻撃として運用する事にしたのである。その為空母航空団は戦闘攻撃機と攻撃機を中心に編成された。艦隊防空は空母自身と各種巡洋艦・駆逐艦に任せる事にしたのである。
イージス巡洋艦金剛級
全長230メートル
最大幅26メートル
速力30ノット
満載排水量15000トン
武装
127ミリ連装砲2基4門
76ミリ単装砲4基4門
41式VLS140セル
88式対艦ミサイル4連装発射機4基
60式短魚雷3連装発射管2基
20ミリCIWS4基
搭載機2機
同型艦金剛・比叡・榛名・霧島・筑波・生駒・鞍馬・伊吹
更に建造中
イージス駆逐艦陽炎級
全長195メートル
最大幅20メートル
速力30ノット
満載排水量12000トン
武装
127ミリ連装砲2基4門
76ミリ単装砲2基2門
41式VLS100セル
88式対艦ミサイル4連装発射機2基
60式短魚雷3連装発射管2基
20ミリCIWS2基
搭載機2機
同型艦陽炎・不知火・初風・雪風・天津風・時津風・浦風・磯風・浜風・谷風・野分・萩風・舞風・秋雲・夕雲・巻雲
更に建造中
空母機動部隊の防空を担うべく建造されたイージス艦である。日米共同開発によるイージスシステムを搭載した、世界最高性能の防空能力を有する軍艦となった。その巨大な艦体に装備されたVLSは空母とは違い対空ミサイル以外にも、89式巡航ミサイルと87式対潜ミサイルが装填されている。対空ミサイルは航空機や対艦ミサイル迎撃用の85式対空ミサイル、弾道ミサイル迎撃用の85式改対空ミサイルの2種類が装填されている。搭載機は全て対潜ヘリコプターを搭載し、空母機動部隊に於いてその能力を十全に活かして活躍する事になる。
攻撃型原子力潜水艦親潮級
全長100メートル
最大幅10メートル
速力35ノット
満載排水量7000トン
武装
533ミリ魚雷発射管6門
41式VLS8セル
同型艦親潮・満潮・渦潮・巻潮・磯潮・鳴潮・黒潮・高潮・八重潮・瀬戸潮・望潮・春潮・夏潮・早潮・荒潮・若潮・冬潮・朝潮・夕潮・灘潮・浜潮・秋潮・丈潮・雪潮
空母機動部隊に随伴するだけで無く、戦略型原子力潜水艦にも随伴する。それだけで無く単艦で本土周辺を警戒するべく常に数隻が遊弋している。ソ連海軍に真っ向から勝負する為に優れた能力を有し、魚雷発射管は80式魚雷のみならず、88式対艦ミサイルや機雷も発射可能である。VLSには89式巡航ミサイルのみが装填され、対地攻撃能力を付与されている。
戦略型原子力潜水艦薩摩級
全長160メートル
最大幅12メートル
速力25ノット
満載排水量17000トン
武装
533 ミリ魚雷発射管4門
80式潜水艦発射弾道ミサイル20基
同型艦薩摩・安芸・河内・摂津・香取・鹿島・敷島・朝日・初瀬・三笠
大日本帝国海軍連合艦隊が保有する戦略型原子力潜水艦である。95式潜水艦発射弾道ミサイルは1基につき14発の460キロトン核弾頭を搭載し、最大射程12500キロを誇る。大日本帝国の核戦略を担う重要な艦艇である。
強襲揚陸艦大隅級
全長250メートル
最大幅40メートル
速力26ノット
満載排水量40000トン
武装
7式短距離対空ミサイル8連装発射機2基
5式近距離対空ミサイル21連装発射機2基
20ミリCIWS2基
搭載機38機
搭載能力
海兵隊1900名・エアクッション型揚陸艇3隻・戦車6輌・歩兵戦闘車30輌・自走砲5輌・榴弾砲10門・トラック55輌・兵站車輌10輌
同型艦大隅・下北・国東・知床
ドック型揚陸艦根室級
全長180メートル
最大幅25メートル
速力26ノット
満載排水量29000トン
武装
7式短距離対空ミサイル8連装発射機2基
5式近距離対空ミサイル21連装発射機2基
20ミリCIWS2基
搭載機6機
搭載能力海兵隊1200名・戦車2輌・歩兵戦闘車25輌・自走砲3輌・榴弾砲10門・機動揚陸艇8隻もしくは水陸両用装甲兵員輸送車52輌
同型艦根室・津軽・銚子・能登
大日本帝国海軍連合艦隊の保有する揚陸艦2種類である。アメリカ合衆国海軍以外では唯一の強襲揚陸艦である為、連合艦隊の能力の高さを世界各国に見せ付ける事になった。特にソ連海軍は遂に強襲揚陸艦を保有する事無く崩壊した為、原子力空母や戦略型原子力潜水艦に加えて強襲揚陸艦を保有した連合艦隊は唯一アメリカ合衆国海軍に追随出来る存在と見られていた。
ミサイル打撃巡洋艦長門級
全長280メートル
最大幅30メートル
速力30ノット
満載排水量35000トン
武装
25センチ連装砲4基8門
127ミリ単装砲4基4門
76ミリ単装砲4基4門
41式VLS200セル
88式対艦ミサイル4連装発射機6基
7式短距離対空ミサイル8連装発射機6基
5式近距離対空ミサイル21連装発射機6基
20ミリCIWS6基
搭載機4機
同型艦長門・陸奥・加賀・土佐・扶桑・山城・伊勢・日向
第3次国防力整備計画で建造された巡洋艦。建造時はイージスシステムもVLSも開発されていない為、艦上にミサイル発射機を多数装備していた。第4次国防力整備計画でVLSが開発された為、近代化改修を実施しアメリカ合衆国海軍が構想したアーセナルシップを先取りした巡洋艦となった。その巨大な艦体故に大量のVLSを装備した為に改修費用が高騰。イージスシステムの搭載は断念された。
しかしイージス艦とのデータリンクを可能とする電子面での改修は行われており、ミサイルキャリアーとして空母機動部隊の防空を担う重要な艦艇となっている。しかしイージス巡洋艦金剛級に置き換える事は決まっており、将来的には全艦退役する予定である。
ミサイル駆逐艦白露級
全長165メートル
最大幅20メートル
速力30ノット
満載排水量10000トン
武装
127ミリ連装砲2基4門
76ミリ単装砲2基2門
41式VLS80セル
88式対艦ミサイル4連装発射機2基
60式短魚雷3連装発射管2基
20ミリCIWS2基
搭載機2機
同型艦白露・時雨・村雨・夕立・春雨・五月雨・海風・山風・川風・涼風・初春・子日・若葉・初霜・有明・夕暮
第3次国防力整備計画で建造された駆逐艦。第4次国防力整備計画で長門級と同じ近代化改修を実施。データリンクを可能とする防空駆逐艦として、他国海軍のミサイル駆逐艦より高性能を誇る。
イージス駆逐艦陽炎級に置き換える事は決まっており、将来的には全艦退役する予定である。』
広瀬由梨絵著
『連合艦隊史』より一部抜粋