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新世紀日米戦争  作者: 007
第2章 テロとの戦い
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対日最後通牒

2002年8月5日午後8時、アメリカ合衆国大統領は全米向けテレビ演説を行い、48時間以内に大日本帝国が武装解除を行い査察団を受け容れるように勧告し、全面攻撃の最後通牒を行った。


「国民の皆さん。大日本帝国の問題は、最後の決断の時を迎えました。アメリカ合衆国とその友好国は戦争回避の為に、あらゆる努力を行ってきました。しかしながら大日本帝国はイランを亜細亜条約機構に招き入れ、我が国への挑戦を続けています。このような軍国冒険主義は世界平和を乱す元凶であります。我々の誠意は報われなかった。大日本帝国は外交を時間稼ぎの道具に使っただけでした。我々の平和を求める気持ちは踏み躙られ、平和的努力は失敗しました。それは何故か。我々は平和を求める国家を相手にしていないからである。我が国を含め各国の情報機関によれば、大日本帝国が更なる大量破壊兵器を生産して配備しているのは疑いようが無い。大泉政権は大日本帝国国民及び隣人を大量破壊兵器で脅迫しているのである。大泉政権は亜細亜への侵略を続けてきました。アメリカ合衆国とその友好国に大きな憎悪を抱き、イスラム過激派のアーカイダを支援し、訓練し、基地を提供し、武器を提供したのです。危険は明らかで、今そこにある危機なのです。テロリストたちは、大日本帝国から入手した生物・化学兵器あるいは核兵器を使い、これまで表明してきた意図を達成し、アメリカ合衆国やほかの友好国の何百万、何十万人もの罪もない国民の命を奪うかもしれない。恐怖の日が来る前に、行動が遅すぎる事態となる前に、危険は取り除かなければならないのです。アメリカ合衆国は国家の安全を守るために武力を行使する主権としての権限を持っている。軍最高司令官として、宣誓し、その宣誓を守っている私には義務がある。アメリカ合衆国に対する脅威を認識し、連邦議会も大日本帝国攻撃を圧倒的多数で容認した。アメリカ合衆国は友好国と協調し、この脅威を取り除こうと努力した。

なぜなら我々は平和的解決を望んだからだ。われわれは世界平和を信ずる。しかし我々アメリカ合衆国が軍隊を保有する理由は、侵略的な独裁者が無実の人々を攻撃し、平和を破壊する前に、積極的かつすみやかに対決することにあるのです。アメリカ合衆国及び同盟国は大量破壊兵器の武装解除のために、武力を行使する権利がある。攻撃の正当性が問題なのではない。我々の意思が問題なのです。悪虐なる帝国は打倒されなければなりません。私は世界各国にこの危険に終止符をうち、団結するように訴えた。先日行われた首脳会談では全会一致で共同声明を採択し、大日本帝国が即時に全面的な武装解除に応じない場合は、世界平和に対する重大な違反とみなし、深刻な結果を招くと確認した。今日、大日本帝国が武装解除したと主張する国などどこもない。大泉が政権に就いている限り武装解除は有り得ない。過去長きににわたり、アメリカ合衆国と同盟国は協調してきた。それらの国は我々と脅威に対する評価と決意を共有しています。そして平和への脅威に不屈の精神で行動しようとし、幅広い連帯がこの世界的な要求を実現するために形成されつつあるのです。世界の大多数の国々は大日本帝国を恐れるあまり、その責任を果たさなかった。だから我々が我々のために立ち上がるのだ。この数十年の欺瞞と残虐は終わろうとしている。大日本帝国は48時間以内に武装解除を行わなければならない。それを拒絶すれば軍事攻撃につながり、それは我々が選ぶ時点で始まる。安全のため、外国人記者達ははすぐに大日本帝国を離れるべきだ。多くの日本人が今夜この演説を聞いているだろう。私は彼らにメッセージがある。もし我々が軍事攻撃を開始しなければならないとしても、それはあなた方の国を支配する無法者に対してであって、あなた方に対してではない。もし我々の連合が彼らを政権から追い出せば、必要な食糧や医薬品を提供する。 我々は、テロのための設備を破壊し、あなた方が豊かで自由な新しい国を建設するのを手伝う。自由な日本にはもう近隣諸国を侵略する戦争はなく、毒物製造工場もなく、反体制派の死刑や、拷問設備や強姦の部屋もない。暴君はまもなくいなくなる。あなた方の解放の日は近い。大泉が地位にとどまるというのはもう手遅れだ。大日本帝国軍が、大量破壊兵器を廃棄するために、我々の連合が平和的に入国するのを認めることで名誉のために行動し、国を守ることは手遅れではない。我々は大日本帝国軍に、攻撃と破壊を避けるためにとれる行動について明確なメッセージを送る。

大日本帝国軍や諜報機関の全員に促す。もし戦争になれば、あなた方の命をかけるのに値しない死に体の政権のために戦うことになる。大日本帝国軍の全員と国民は、次の警告を注意深く聞くべきだ。どんな戦いがあっても、あなた方の運命は、あなた方の行動にかかっている。大日本帝国国民の財産であり、富をもたらす油田を破壊するな。大日本帝国国民を含む誰に対しても大量破壊兵器を使うどんな命令にも従うな。戦犯は訴追され、処罰される。命令に従っただけだというのは弁解にはならない。大泉は戦争を望んでいるのです。かつて太平洋戦争に於いても大日本帝国はハワイパールハーバーを奇襲するという、騙し討ちを行い戦争を仕掛けて来ました。敗戦後には改心したフリをしただけで、60年が経過し再びアメリカ合衆国に挑戦して来ているのです。世界平和を守る為に断固として、大日本帝国には立ち向かわないといけないのです。良心が少しでも残っているのなら、武装解除要求を受け入れるように要請します。

アメリカ合衆国と国民の皆さんに神のご加護を。」


強硬派大統領はそう言うと、演説を終えた。

改めて調べ直しましたが、なかなかな演説ですね。今年の1月で31歳になったので、911テロは8歳、イラク戦争は10歳です。子供ながらに凄い事になった、と思ってました。


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