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新世紀日米戦争  作者: 007
第1章 対立
11/79

解説 陸軍兵備

『88式戦車

全長9.88メートル

全幅3.6メートル

全高2.3メートル

速度70キロ

航続距離483キロ

乗員4名

武装

55口径120ミリ滑腔砲1門

12.7ミリ重機関銃1門

7.62ミリ主砲同軸機銃1門



第4次国防力整備計画で実用化された大日本帝国陸軍の主力戦車。第1次国防力整備計画で国産初の60式戦車、第3次国防力整備計画で72式戦車が実用化されており、敗戦後3代目の戦車になる。

湾岸戦争に於いて72式戦車と共に初の実戦を経験。海軍連合艦隊の強襲揚陸艦により送り込まれた88式戦車と72式戦車は、アメリカ合衆国陸軍のM1エイブラムス戦車と共にイラク陸軍のソ連製戦車を撃破した。



85式自走155ミリ榴弾砲

全長13.5メートル

全幅3.6メートル

全高4.2メートル

速度60キロ

航続距離380キロ

乗員4名

武装

52口径155ミリ榴弾砲1門

12.7ミリ重機関銃1門


第4次国防力整備計画で実用化された自走榴弾砲。前型と同じ155mm榴弾砲ながら、砲身長は30口径から52口径に延長されている。その為最大射程は30キロへと延長された。弾種も通常弾以外に最大射程45キロの長射程榴弾、散布式の子弾を有する榴弾砲クラスター弾の2種類を運用可能。榴弾砲クラスター弾の子弾は成形炸薬であり、軽装甲車両に対しても有効で、被害範囲は200メートル四方を有する。

自動装填装置を装備し毎分6発の発射速度を誇る。砲弾のみならず装薬も装填可能な自動装填装置は、世界でも85式のみの装備である。



5式155ミリ榴弾砲

全長10.8メートル(射撃時)7.6メートル(牽引時)

全幅8.33メートル(射撃時)2.5メートル(牽引時)

全高1.75メートル(射撃時)2メートル(牽引時)

砲員数8名

武装

39口径155ミリ榴弾砲1門


第4次国防力整備計画で実用化された牽引式榴弾砲である。陸軍の機甲師団や機械化歩兵師団は自走砲に統一しているが、軽装で機動性が必要な空挺軍団に配備されている。海兵隊に於いても海岸線でのヘリコプターに吊り下げて迅速な展開が可能な為に配備されている。




86式自走多連装ロケット砲

全長7.55メートル

全幅3.1メートル

全高2.8メートル

速度60キロ

航続距離530キロ

乗員3名

武装

250ミリロケット弾12連装発射機


日米共同開発で第4次国防力整備計画にて実用化された多連装ロケット砲である。

自走発射機は、アメリカ合衆国陸軍はM2ブラッドレー歩兵戦闘車のアルミ合金製車体をベースに開発したが、大日本帝国陸軍は新規に開発した車体を利用する等相違点はある。

日米共同開発の最大の成果はロケット弾発射機にある。車体後部には、ロケット弾なら6発、地対地ミサイルなら1発を収容し発射筒を兼ねるグラスファイバー製のランチャー装置と呼ばれるコンテナを2つ収める箱型の旋回発射機を搭載している。このランチャー装置はロケット弾搭載型なら円筒形のロケット弾発射筒6本が内蔵されており、アルミフレームで支えられている。発射時の車体安定化のための支えは備えない。ロケット弾の発射間隔は約4.5秒で、全弾発射後はコンテナを入れ替えて再び発射可能となる。数種類あるこのロケット弾の弾頭の多くは、クラスター爆弾のように高度1,000m程でキャニスターが小爆発によって分解し、中の多数の子爆弾を地上にばら撒く。これらの子爆弾の爆発によって200m×100m程度の範囲の保護されていない兵員や軟装甲の車輌を一度に殺傷・破壊する能力を持つ。86式はロケット弾なら12発、地対地ミサイルなら2発が発射可能で2種は混載できない。

1輌の86式で投射される弾量はロケット弾12発で約1,600kgとされる。旋回発射機には迅速な再装填を可能とするクレーンが内蔵されているほか、ランチャー上にホイストが内蔵されており、コンテナの交換に3分、第一波攻撃から第二波攻撃には8分かかる。



89式歩兵戦闘車

全長7.9メートル

全幅3.8メートル

全高3.2メートル

速度70キロ

航続距離490キロ

乗員3名(8名の人員を搭載可能)

武装

90口径35ミリ機関砲2門

12.7ミリ重機関銃1門

対戦車ミサイル4発

短距離対空ミサイル4発


第4次国防力整備計画で実用化された歩兵戦闘車。これまでに配備された装甲兵員輸送車と装甲車を全て代替する目的で開発され、両種を統合する後継車として完成した。35ミリ機関砲は対地射撃だけで無く、対空射撃も可能で短距離対空ミサイル4発を搭載しており、対空車輌の役割も代替された。

対戦車ミサイルと短距離対空ミサイルは4連装発射機が35ミリ機関砲の砲塔両側側面に設置されている。




87式自走地対空ミサイル発射機

全長13メートル

全幅2.8メートル

全高3.9メートル

速度110キロ 

航続距離590キロ

乗員3名

武装

神雷中距離対空ミサイル6連装発射機1基


第4次国防力整備計画で実用化された中距離対空ミサイルである。対空戦闘指揮装置の搭載車体には大型トラックを使用し、幹線無線伝送装置、幹線無線中継装置及び射撃管制装置の搭載車体には高機動車を使用、捜索兼射撃用レーダー装置車、発射装置車、運搬・装填装置車及びレーダー信号処理兼電源車の車体には重装輪回収車と共通の重装輪車両が使用されており、高い機動展開性によって有事に即対応できる。操作に必要な要員も省力化され、20人体制で運用することができるようになった。これに伴い装備する中隊は運用上の編成が改められている。システム一式の完全車載・自走化により、機動力が向上した。

ミサイル本体は発射筒を兼ねた角型コンテナに収められた状態で、発射装置及び運搬装填装置に各6発ずつ搭載されており、ロシアのS-300などと同様の垂直発射方式である。このため、陣地展開に必要な土地面積が従来方式に比べ少なくて済む様になり、展開用地確保が容易になっている。レーダーはアクティブフェーズドアレイレーダーであり、100目標を捕捉し、12目標を追尾可能である。レーダーは1基で標的捜索のほか、目標の追尾および射撃管制も行う。また、高度なECCM(対電子妨害対処)能力と多目標同時対処能力を持ち、空対地ミサイルのみならず巡航ミサイルによる遠距離攻撃に対処する能力も有する。



87式自走地対空ミサイル発射機改


上記の87式自走地対空ミサイル発射機に弾道ミサイル迎撃能力を付与された神雷改を装備した。広域防空ミサイルとして弾道ミサイル迎撃を主任務として、帝都防空のみならず主要都市部や軍事基地に配備されている。




93式戦闘ヘリコプター

全長18.8メートル

全幅14.8メートル

全高4.8メートル

乗員2名

最大速度380キロ

巡航速度365キロ

航続距離520キロ

実用上昇限度4350メートル

武装

35ミリ機関砲1門

ハードポイント6箇所

兵装搭載量2860キロ


第4次国防力整備計画で実用化された戦闘ヘリコプターである。湾岸戦争で活躍したアメリカ合衆国陸軍のAH-64アパッチを参考に、実用目前の戦闘ヘリコプターをキャンセルして設計からやり直し実用化された。




7式汎用ヘリコプター

全長20.2メートル

全幅17.6メートル

全高5.2メートル

乗員2名(最大12名の人員を搭載可能)

最大速度305キロ

巡航速度285キロ

航続距離2400キロ

実用上昇限度5830メートル

武装

12.7ミリ重機関銃2門

ハードポイント4箇所

兵装搭載量1850キロ

積載量1290キロ

吊り下げ可能重量4620キロ


第4次国防力整備計画で実用化された汎用ヘリコプター。輸送ヘリコプターとしても軽攻撃ヘリコプターとしても運用が可能である。陸軍のみならず海兵隊も運用している。汎用性の高さと機動力の高さから海外にも輸出されて高評価を得ている。




6式大型輸送ヘリコプター

全長32メートル

全幅8.85メートル

全高8.9メートル

乗員3名(最大60名の人員を搭載可能)

最大速度320キロ

巡航速度280キロ

航続距離2200キロ

実用上昇限度5800メートル

積載量14600キロ

吊り下げ可能重量17200キロ


第4次国防力整備計画で実用化された大型輸送ヘリコプター。大規模な輸送力を誇り陸軍と海兵隊で運用されている。大規模輸送専用ヘリコプターの為に性能過剰として輸出は芳しくない。ロシア連邦・中華連邦・インドが陸軍の規模に比して、兵站能力が低い為に購入した。



その他は次巻にて解説します。』

広瀬由梨絵著

『大日本帝国陸軍史』より一部抜粋

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