小説家になろうグッズだよ
ちょっと思い付きました
還暦過ぎの純三は、ふと頭に浮かんだ。
このサイトのファンとか登録者に向けて、小説家になろうグッズ
を作ったら面白いんじゃないかなと。
文芸愛好家はどちらかというとネクラで、仲間と交流したいと思っても、
話せるのはネットの中だけで、リアルの世界では孤独な作業だ。
そこで、小説家になろうグッズを身に付けると、書店や図書館で相手に話す
きっかけになるんじゃないか。
そんな事をサイトの主催者に提案してみると、乗り気になった。
グッズといえば、Tシャツとかトレーナー、帽子、バッグ。
ワッペン、文章書くんだから、ペン、鉛筆、万年筆。
どうせなら、特製AI搭載のパソコンもどうかという意見もあったが、
保証や修理が面倒だと、その話は流れた。
また、デザインのマークについては公募して人気投票で決定する事に
なった。
そこには、小説家になろう、でも良かったが、なんかダサいという意見が出て
英語で、Let's Be NovelistsかLet's Become a Novelistの二つに絞って文章を入れ
る事になった。
純三は、数あるグッズの中から選んだ物はーー。
その日、純三はそのグッズを身に着け図書館に行った。
なんか本物の小説家になった気分がする。
彼は腹の調子がイマイチで、ちょっと派手に屁をこいた。
図書館なので、割とその音が響いたかなと思ったが、誰も彼を
見てはいなかった。
ヤレヤレと安心して、トイレの個室に入りズボンを下ろす。
Let's Become a Novelistと印刷されたブリーフに、ちょっと黄色が
付いている。
ブリーフを脱ぎ、それを嗅ぐ純三だ。
読んでくれてありがとう




