第37話 医療と娯楽の充実を図る
アクセス数は増えているので喜んでいます。読んでいただき感謝申し上げます。
出来れば評価とブックマークをしていただければやる気が出るのでよろしくお願いします。
新生児の死亡率は日本で1,7%くらいだったと記憶しているが、この世界では5歳になるまでの死亡率は以前は何と50%くらいだった。
今は予防医学を普及させた事と治癒魔法を使える人を治療師として治療院を各地に開設したお陰で、新生児の死亡率が大体だが、10%以下になったと言っても日本の5倍多い。
これからも新生児の死亡率を下げる努力するつもりだ。
生まれた子供の名前は俺の前世の名、卓也の卓を取ってタクミとした。
リズは産後の回復も順調で今は増えた体重と体型を元に戻す運動をしているのとタクミの育児を頑張っている。
俺は治癒魔法を使える人は少なく治療院を増やせないので医学を教えて医者を増やすことにした。
その為に医者になる希望者を募って最初は50人に週に3日医学を教えることにした。
此の世界には医者はいるが医学の知識が乏しくポーションに頼り、満足な治療を出来ない。
皇帝が自ら教えるので募集すると大勢の希望者が集まった。
鑑定の目で見て50人の予定だったが医者に向いている100人に教える事にした。
だが一人前の医者になるには知識も大事だが、何よりも経験を積むことだ。だから治療院に連れて行き色んな患者を見せて症状を見てどんな病気なのか教えた。
その病気にどんな薬を与えれば良いか考えさせるのが勉強になったみたいだ。
ポーションの作り方や薬草の種類、効果も教えている。
まだ教え始まったばかりだが、将来立派な医者に育つ事を願って少しでも病気で死ぬ人を減らしてくれたら嬉しい。
治癒魔法を使えるからと言って病気を治せるわけではない。
例えば肺が悪いのに胃腸が悪いと思って治癒魔法を掛けても病気は治らないのだ。
症状を見て何が原因でどこが悪いのか判断するには医学の知識が必要で、それを教えるのも前世が医者だった俺の役目だ。
その為に各地の治療院に行き治療を行う、今は聖女と呼ばれている治療師に教えている。
皇帝の俺の仕事は政務、医療の指導、と多岐にわたって忙しく子供のタクミと遊んでいる時間が取れずリズが。
「日曜日は完全休養日に当ててタクミと過ごす時間も取りなさい」
と注意されている。
全くリズの言う通りで、医者の不用心で自分が倒れたら大変なのでこれからは休養を取って健康に気を付けなければ。
リズと俺はタクミと3人で幸せな毎日をおくり今は2人目の子作りに励んでいる。
そんなある日に執務室にイルマ第2皇子が訪ねてきて。
「外交の仕事はこの大陸には我が帝国以外国はなく俺の仕事はないから新しい仕事はないのか」
「え? イルマは仕事が嫌いじゃないのか」
「それが女遊びにも飽きたし、弟たちが頑張っているのに1番年上の俺が何もしないで遊んでいては申し訳ないだろう。何か仕事をさせてくれないか」
そういえば、此の世界には子供や大人が一緒に遊べる施設がないのでテーマパークみたいのがあればと考えていたので。
「イルマは芸術の他に芸能や大人と子供が一緒に遊べる娯楽施設に興味はないか」
「そんな施設があれば良いと思うが、陛下が作るのか」
「うん。その施設で芸術の展覧会や芸能劇場で演劇を上演したり、子供が遊べる遊園施設を作る仕事は嫌か」
「大好きだ! 是非、俺にやらしてくれ」
それから前世のテーマパークや大型遊園地の事を話すとイルマは興奮して。
「夢のような施設を作って見せるから俺に任せてくれ」
イルマが飛びつくとは思わなかったが任せる事にしたのだ。
その晩にリズにテーマパークのような施設を作ると話すと喜び。
「私、ディズニーランドが大好きで何回も行ったのよ。作るなら私も参加した~い」
リズが余りに喜び作るのに参加したいと言ったのは驚いたぜ。
責任者はイルマだと教えると通信機を使い自分で連絡を取り皇宮にイルマを呼んで2人で計画を立てている。
俺も呼ばれて場所はどこにするか聞かれて。
「皇都から1時間で行ける荒地があるのでそこに作れば良いのではないか」
イルマが身を乗り出して。
「あそこなら近いし付近に何もないから良いな。どんな施設をつくろうか。俺は演劇劇場を作りたい」
リズが。
「やっぱり、ジェットコースターを作らないと」
「ジェットコースター? それはどんな物だ」
リズとイルマが意気投合して夢中で作る施設の事を話して、俺は仲間外れなのでタクミをあやしている。
2人は相談して施設の名前を決めて夢ランドに決めたらしい。
夢ランドにはマスコットキャラクターを決めるらしい。演劇劇場、ジェットコースター、プール、その他に子供と大人が一緒に遊べる乗り物を作ると言っていた。
出来上がるのが楽しみだ。
此の世界には娯楽が少ないので、トランプ、将棋、碁、オセロゲームなどを遊び方の説明書を付けて売るのも良いかも知れない。
その他に野球、サッカー、テニスなどのスポーツを広めて運動で体力作りをさせて健康にさせるのも医学的に良いだろう。
読んで頂き、ありがとうございました。
出来ましたならブックマークと評価をお願い
致します。
励みになるので広告の下の☆☆☆☆☆を★★★★★に押していただけると嬉しいです.
よろしくお願いいたします。