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第30話 開戦

アクセス数は増えているので喜んでいます。読んでいただき感謝申し上げます。

出来れば評価とブックマークをしていただければやる気が出るのでよろしくお願いします。



 12日後、バスタ王国とログラン皇国は本当に我が帝国に宣戦布告して来た。


 戦いが始まると聞いて俺はこの世界の戦争が初めてなので、どんな戦いをするのか知る為に執務室で仕事をする振りをして空間移転して戦地に行った。


 戦地の谷間の崖の上で戦況を見ていると、すでに戦いは始まっていて、バスタ王国とログラン皇国の連合軍は弓部隊を先頭に次に騎馬部隊、歩兵部隊の順に約3万人が谷間を進んでいるが魔法部隊はいなく、魔法使いは個人的に魔法を使い攻撃をするみたいだ。


  残る1万人は後方で戦地に出て来た2国の王族と皇族を守っているみたいだ。


 一方クルトが総大将の帝国軍は迎え撃つ兵士は何故か少なく1万人くらいが谷間の中央に布陣している。


 先に同盟軍が弓矢を放ち攻撃をしたが帝国軍は少しずつ後退をしている。


 バスタ王国とログラン皇国の連合軍が全部、谷間に進んだところで左右の砦から魔法団が火の玉と氷の槍、弓矢を一斉に撃ち込んだ。


 クルトは敵を谷間の砦の前まで誘い込む為に迎え撃つ兵をわざと少なくして、徐々に後退させて砦から一斉攻撃をしたみたいだ。


 作戦が上手くいき敵の軍は狭い谷間で逃げることも叶わず次々と倒れている。


 敵の指揮官が退却を命じその日は帝国軍の圧勝に終わった。



 その日の戦いが終わると空間移転して執務室に戻り誰も気が付かないと思ったが、ラオスが来て怒った声で。


「殿下! 何処に行っていたのですか?」


 俺は苦し紛れに。


「ト、トイレだ」


「おかしいですね。トイレは部屋にあるのに、部屋のトイレも見ましたがいませんでした。本当の事を言ってください」


 俺は降参して本当の事を言い。


「すまん。戦地に行って戦いの様子を見て来た」


「そんなことだろうと思いました。それで戦いの様子はどうでしたか」


 戦いの様子を話し味方が優勢だったと話すと。


「良かった。言った通り我が帝国軍が勝つのは決まっているのに殿下が出る幕はありません。明日からは戦地に行かないでください」


「分かった。だが戦い方を見て良い勉強になった」


 次の日から執務室でラオスが一緒に仕事をして俺が又、戦地に行かないように監視している。




 戦地からの報告は早馬で1日おきにあるが、前世の携帯電話があれば便利だと痛感した。


 リズにそのことを話すと。


「私も携帯電話があれば直ぐに連絡が出来て便利なのに、そうだ魔法を使って連絡を取る方法はないか研究してみたら」


「この世界には電気はないし、電波を発せられないから無理だろう」


「でもこの世界では魔石の魔力を使って明かりを付けたり物を動かしているでしょう。この世界では魔石がエネルギーで電気の代わりと違うのかしら」


 確かにリズの言う通りだ。もしかしたなら魔石の魔力を応用したなら前世の色んな道具が作れるかも知れない。


 如何やら俺は前世の知識があるのでこの世界にはエネルギーになるものがないと決めつけていたが、考えてみると明かりを灯すのや魔道具を動かすには魔石の魔力を使っている。


 魔石を使って前世の携帯電話や道具を作れるかも知れないので研究をしてみよう。



 開戦して2週間が過ぎ、その後は敵が警戒をして砦まで進んで来なく、谷間は狭いので味方も多くの兵を出せずに一進一退で決着がつかないらしい。


 俺が連絡に来た者に魔法団を谷の上を歩いて敵の裏に回り、敵の本陣を攻めてみたらどうかとクルトに手紙を書いて渡した。



 その後に俺の手紙を読んだクルトが作戦を実行したところ、敵はまさか後ろから本陣を攻撃されるとは思っていなく谷間で戦っていた指揮官が慌てて本陣を守る為に退却を始めた。


 その時クルトが総攻撃をして大勝利して敵の王族と皇族を捕まえたのだ。


 

 王族と皇族の中にはバスタ王国の国王とログラン皇国の皇帝も含まれていた。


 敵の国王と皇帝が戦場に出て来ていて捕まえたとの報告には驚き、クルトが無条件降伏をするように迫ったが拒否し、クロード帝国の皇帝に合わせろと喚いているらしい。


 俺は皇都に連れて来るように命じたのである。


読んで頂き、ありがとうございました。

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